ホンダの中核をなすミニバンが「ステップワゴン」。
1996年に発売されて以来、それなりに好調だったものの、現行の5代目ステップワゴンになって以降はやや苦戦気味でした。ライバル勢のミニバンが強いことは言うまでもなく、半開き状態にできるバックドアなど面白い機能は追加されたものの、エンジンが1.5Lターボのみだったのが理由。
ただ2017年10月にハイブリッド車(スパーダハイブリッド)を投入して以降、そこが弾みとなって新型ステップワゴンの販売は好調をキープしているらしい。
そこで今回カーギークではホンダ新型ステップワゴンの「おすすめ人気グレード」を解説したいと思います。
果たして、人気のハイブリッドモデルはどれだけのユーザーに購入されているのか?また新型ステップワゴンはどういった年齢層に受けているのか?などクルマ選びの参考にしてみて下さい。
意外とステップワゴンハイブリッドは苦戦気味?
結論から書くと、ホンダ新型ステップワゴンのおすすめ人気グレードは「ハイブリッドモデル」とのこと。ベストカーの記事を参考にすれば、グレード比率にするとステップワゴン購入者の53%がスパーダハイブリッドを選択しているらしい。
ただ、上記の情報は若干古そう。
実際、そこで2018年3月の新車販売台数をチェックしてみると、ガソリンモデルの新型ステップワゴンの販売台数は5469台。それに対して、スパーダハイブリッドの販売台数は3300台。つまり現状はハイブリッドの販売台数の方が少ない。
2018年1~3月までの新車販売台数でも、ガソリン車のステップワゴンがハイブリッドモデルよりも4000台近く売れてる。そのため新型ステップワゴンハイブリッドの試乗記事でも触れましたが、やはり330万円から始まる価格帯がネックらしい。
何故なら、ここまで割高の価格帯になってしまうと、例えばホンダであればオデッセイが視野に入ってくる。しかも同じハイブリッド同士でステップワゴンとオデッセイを比較しても、価格差は40万円程度。
そうするとわざわざMクラスミニバンのステップワゴンで我慢する必要があるのか?といったことが頭によぎってしまうのは仕方ないか。正直ここまでお金を出すんであれば、とことん無理しちゃいたくなる。
○新型ステップワゴンは「スパーダ」が圧倒的おすすめ
でもハイブリッドもガソリンも合わせると、ステップワゴン購入者の9割以上が「スパーダ」を選択してる現実は覚えておきたい。
このステップワゴンスパーダはノーマルのステップワゴンよりも見た目がカスタムチックで、素直に購買意欲がそそられる。そしてLEDライトやアダプティブ・ヘッドライト、本革巻ステアリングなど、ステップワゴンスパーダは装備面で充実してる。
またスパーダハイブリッドはオートホールド機能付きの電動パーキングブレーキなど、更にガソリンモデルよりも装備面が充実。とにかくホンダ新型ステップワゴンは「スパーダ」を購入しておけば損はないと言っても過言じゃない。
あとはお財布と相談しながら、ステップワゴンを購入するかどうか考えることをおすすめします。
ステップワゴンハイブリッドはパパさんユーザーが購入してる?
最後はホンダ新型ステップワゴンハイブリッドを購入している「年齢層」や「ユーザー層」を確認して終わりたいと思います。
結論から書くと、ステップワゴンハイブリッドの購入者はほぼ男性のみ。ステップワゴンハイブリッドの約27%が30代♂、また約33%が40代♂。ちょうど年齢的に子育て世代ドンピシャ。
逆に、女性はわずか5~10%程度。やはりステップワゴンハイブリッドは価格。
これから子育てでお金がかかる中、よほど余裕が無いと特に女性の立場では「ちょっと待てよ」となりがち。女性(奥さんやママさん)は、ステップワゴンハイブリッドは積極的に購入したくなるミニバンではないのでしょう。
そのため怖い奥さんの反対を押し切れるような「強いパパさん」がステップワゴンハイブリッドを購入していると予想されます。そういった30代40代はファミリーカーであっても、それなりに走りの良さを求めたくなるんだと思います。
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