【2017】トヨタ、世界新車販売が3位に転落した理由【自動車】

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トヨタ自動車と言えば、世界に誇る自動車メーカー。世界新車販売ランキングでも堂々の一位…と勘違してる人も世の中には多そう。確かにトヨタ自動車は世界新車販売ランキング一位に輝いたこともありますが、既にドイツのフォルクスワーゲングループに抜かれております。

しかも2017年には日産自動車+ルノー連合に新車販売ランキングで抜かれて、トヨタ自動車は世界3位に転落すると言われております。12月27日付の新聞で報じられてプチ話題になりました。

そこで今回は何故トヨタ自動車が世界新車販売ランキングで3位に落ち込んだのか、その理由をざっくり解説したいと思います。

トヨタ以上に他の自動車メーカーの新車販売が好調だった

結論から書くと、答えはシンプル。トヨタ自動車よりも「他の自動車メーカーの販売台数が好調だった」から。

トヨタは2017年1月から11月までの新車販売台数は約947万台と、前年同月比で+2.8%と販売台数を伸ばしてる。ただ一方、フォルクスワーゲングループは約974万台と前年同月比で+3.9%増と更に販売台数の上積みに成功してる。

これじゃあ、トヨタが新車販売台数で世界一に返り咲くことは大変。フォルクスワーゲンはアメリカよりも巨大な自動車市場・中国で好調。一方、トヨタに限らず、日本車は中国ではほとんど人気がないことが足を引っ張ってる。

また2017年はトヨタ・カムリがモデル末期だったことも悪影響。ピックアップトラックを除いて、アメリカで一番売れてる人気車種がトヨタ・カムリだったはず。新車販売ランキングは常にトップ3ぐらいには入るミドルセダン。

ただ2017年7月に日本とアメリカでトヨタ新型カムリがフルモデルチェンジしたんですが、逆に言えば2017年の大半はモデル末期だった計算。2017年以前から新型カムリのフルモデルチェンジは話題になっていたため、長期間の買い控えが発生したのかも。

でも、それだけではトヨタ自動車が世界新車販売ランキングで3位に落ちた理由は説明できません。何故トヨタは日産にまで追い抜かれたのか?

2017年の日産は三菱自動車の販売分が合算されてる

そこで2017年(厳密には2016年後半)を振り返ってみると、ある大きな重大ニュースが自動車業界で起きたことは記憶に新しいと思います。

それが「日産自動車と三菱自動車の合併」。既に両者は協業関係にあったものの、燃費不正問題をキッカケに三菱自動車が2016年10月だか11月に日産の傘下に入った。つまり2017年の日産ルノーの新車販売台数には「三菱自動車の販売分」が合算されてる。

意外と三菱自動車は日本市場だとパッとしませんが、東南アジアなど世界的には販売は好調。やはり100万台前後の数が乗っかると影響は大きい。また中国市場で日本車は奮わないと前述しましたが、日産車だけが意外と人気。アメリカでもトヨタに次ぐぐらい人気車種を抱えてる。

こういった要素が重なったことでトヨタ自動車が世界新車販売ランキングで3位に落ちた or 日産連合に抜かれた理由だと考察されます。日産・三菱は国内でやらかして新車販売がやや低下傾向の2017年でコレ。

おそらく2018年以降も「トヨタ=3位」の構図は固定化するのではないかと思います。

世界新車販売ランキングのからくり

だからフォルクスワーゲンにしてもAudiといったブランドなどを傘下に収めることで、実はグループとしての新車販売台数を伸ばしてきた。一方、トヨタ自動車が傘下に収めてるのは、ダイハツとトラックの日野自動車だけ。

もはや極論するとトヨタ自動車もスバルやマツダなど他の自動車メーカーを傘下に収めたら、一気に世界新車販売ランキングではトップに躍り出せる。フォルクスワーゲンとトヨタの販売台数の差は言ってもわずかですから、いつでもスバルやマツダほど大きくなくても世界新車販売1位の座に返り咲くことは可能。

つまり逆に言えば、各自動車メーカー同士の合従連衡が起こりすぎて、世界新車販売ランキングにあまり一喜一憂する意味がなくなった気もします。自動車業界は良くも悪くもグローバル化が進んでおり、もはや国家単位で語るのは難しいのかなーと改めて思います。