【2018】ハリアー vs CX-5 徹底比較まとめ【おすすめ長所・短所・口コミ・違いetc】

最近はもっぱら世界的にもSUVが人気。ランボルギーニやマセラティなど超高級車メーカーからもSUV車種が発売されるなど、かなり裾野は広がってるジャンル。ただ庶民は1000万円を超えるSUVなんて手が出ません。

そこで今回は庶民でも頑張れば購入できそうなプレミアム国産SUV車種同士を比較したいと思います。

それがトヨタ新型ハリアーとマツダ新型CX-5。どちらも2017年に大幅テコ入れが行われたばかりのややプレミアム寄りのSUV。

果たして新型ハリアーと新型CX-5はどっちがお買い得なのか?どっちがおすすめのSUVなんでしょうか?今回もカーギークが徹底的に比較してみました。

ハリアーとCX-5の見た目 エクステリアを比較

まずトヨタ・ハリアーとマツダ・CX-5の内外装を比べたいと思います。どっちも乗り出し価格は300万円台になってくると思うので、見た目や内装の質感は当然外せません。


(上:ハリアー、下:CX-5)
冒頭の比較画像は無難な車体カラーだったので、人気カラー同士の比較画像をチェックしたいと思います。ハリアーは大人なシックなブラックに対して、CX-5はマツダカラーのレッド(ソウルレッドクリスタルメタリック)。

結論から個人的な感想を述べるなら、どっちもハリアーもCX-5も質感が高いデザイン。特にCX-5は塗装に力とお金が入ってるため、実際に接目の当たりにした方が購買意欲がそそられるはず。

そこで車体スペックを比較すると、ハリアーの車体サイズは4725×1835×1690mm(全長×全幅×全高)に対して、CX-5の車体サイズは4545×1840×1690mm(全長×全幅×全高)。ちなみにホイールベースはハリアーが2660mmに対して、CX-5が2700mmと優勢。

だから価格の比較は後述しますが、やや割高なハリアーの方がCX-5よりサイズは大きめ。ただどちらも全幅や全高は全く同じのため、まだクーペ感が強まっているハリアーの方が全体的なフォルムはカッコいいかも知れません。

強いて言えば、より塊感があるデザインのCX-5はハリアーよりもSUVテイストが強い気がします。一方、伸びやかなデザインのハリアーはCX-5ほどズングリムクリ感はないためより都会的か。

ハリアーとCX-5の内装インパネの質感を比較

続いてはCX-5とハリアーの内装インパネの質感を比較したいと思います。どっちも質感の高さを売りにしてるSUVですが、果たして高級感があるのはハリアー?CX-5?

(上:ハリアーの内装 下:CX-5の内装)

結論から書くと、内装インパネの質感はハリアーの方が高いです。

自動車雑誌カートップの比較記事では、「群を抜いてる」とハリアーの質感の高さをべた褒め。ハリアーのインパネは素材の良し悪しも含めて、程良いメッキ感がシンプルにラグジュアリー感を演出。

一方、CX-5も水平基調のデザインで統一感はある内装ではあるものの、流線型にあしらわれたハリアーのダッシュボード周りと比べるとやや質感も物足りなさも感じます。メーター部分上部もハリアーと比べて変にもっこりしており、CX-5は見晴らしもやや気になるか。

強いて言えば、どっちもD型ステアリングを採用してないのが残念。ハリアーのハンドルはスポーク部分などCX-5と比べると面白味に欠けます。ハリアーは内装全体は質感が高いものの、むしろ所帯じみた匂いすら感じさせる部分。

○ハリアーとCX-5の価格差は意外と大きい

何故ここまで質感の差が出るのかは、至って理由はシンプル。ハリアーとCX-5の価格差は意外と大きいから。

具体的に価格の違いを見ておくと、ハリアーが294万~378万円(ガソリン)、338万~405万円(ターボ車)、377万~460万円(ハイブリッド)。一方、CX-5の価格は249万~320万円(ガソリン)、280万~350万円(ディーゼル)

ざっくり一言で言うと、ハリアーはCX-5よりも+50万円ほど割高。そりゃ、むべなるかな。シート素材もCX-5のレザーシートはつるつる滑りやすい欠点があるのに対して、ハリアーのアルカンターラシートはホールド性に非常に優れる代物になっております。

ただCX-5の内装の質感は決して低い訳ではないため、意外と「お手頃感」を感じるのが不思議な所。例えばCX-5の上級グレードの金額だと、ハリアーターボやHVのエントリーグレードまでしか購入できない。

ハリアーの方が内装の質感は高いものの、逆にコストパフォーマンスの高さではCX-5に軍配が上がります。CX-5は他のライバル車種より割高感はあったものの、今回ハリアーと見比べるとむしろ割安感すらある(笑)

ハリアーとCX-5の室内空間やリア居住性を比較

続いては室内の広さや荷室空間の大きさを比べたいと思います。先程の比較では車体サイズはハリアーの方が大きかったですが、果たして結果はいかに?

結論から書くと、荷室空間や居住性ではハリアーがCX-5より若干程度勝ると思います。

(カートップ12月号 交通タイムス社 小林健)

例えば実際にアタッシェケースを一個置いて比較してみると、両者の荷室空間にほとんど視覚的にも違いがないことが伺えます。ただハリアーには広々とした床下空間が用意されているため、使い勝手の良さも比較するとCX-5よりもハリアーの方に軍配が上がります。

リアの居住性はハリアーもCX-5も大きな違いはなし。足元空間はしっかり広く、シートの座り心地も上々かつ快適。ただし、CX-5は車体デザイン重視だけあってか、サイドガラスが小さい。またサイドも立ってないため、後席の圧迫感はハリアーよりも強め。

やはりハリアーが車体の大きい分だけ室内や荷室空間でも、全体的にはCX-5よりも有利だと思います。とはいえ微々たる差だとは思いますが…。

ハリアーとCX-5の走りはどうなん?

続いては「走り」の違いを比較してみたいと思います。

ハリアーにはガソリン、ガソリンターボ、ハイブリッドの三種類のエンジンが用意。一方、CX-5はガソリンとディーゼルターボの二種類のエンジンが用意されております。それぞれのエンジンによって価格帯が大きく違います。

そのため一概に比べることは難しいんですが、例えばガソリンのターボエンジン同士で比較すると、ハリアーもCX-5もトルクフルな加速感は見事。街中走行や高速道路など場面問わず、スムースな走りを提供。坂道であってもストレスフリーで甲乙付けがたし。

一方、ハリアーハイブリッドも加速に優れており、実燃費も至って優秀。またCX-5ディーゼルも同様に更に低速トルクが太くなり、加速は見事という他ない。そして燃料も軽油であるため、維持費はハイブリッドを軽く超える。

力強い加速感で比較すると、新型ハリアーも新型CX-5もまさに甲乙付けがたいものがあると思います。

新型ハリアーと新型CX-5の乗り心地や操作性の違い

でも強いて言えば、ハリアーとCX-5とでは乗り心地や操縦安定性では違いもあります。

例えば、CX-5の方が速度コントロールは自在。敢えて比較すると、ハリアーは若干程度のタイムラグが発生するように思えます。またハンドリング制御やブレーキング制御などの緻密さもCX-5が上回るため、ハリアーはややスポーティーな走りの面では見劣りしてしまう。車体そのものの古さも影響か。

ただ一方、CX-5の乗り味は良くも悪くも固め。ディーゼルターボエンジン特有の騒音は随分改善されたものの、ハリアーの静粛性の高さと比較するとCX-5は粗が目立ってしまう。逆にハリアーの乗り味はしなやかであり、路面状況をコツコツと伝えてしまう点など居住性の高さや快適性ではCX-5は見劣りしてしまう。

だから一概にどっちがおすすめかを評価するのは難しいですが、楽しくキビキビと走りたいドライバビリティを求めるならCX-5高級感ある乗り味や静粛性を求めるならハリアー、といった区別ができそうです。

自動ブレーキの違いや実燃費の差はどんなもん?

続いては自動ブレーキといった安全性能の違いや実燃費の差を比較したいと思います。果たしてCX-5とハリアーはどっちが優れているのか?

結論から書くと、予防安全性能についてはハリアーもCX-5も互角だと思います。どちらもミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた自動ブレーキを採用。「サポカーSワイド」に認定されており、両者の予防安全性は優秀。

ハリアーもCX-5もレーンキーピングアシストやアダプティブLEDヘッドライトなど、欲しい最新機能は概ね標準搭載されています。車速も時速50km/h程度まで対応できるため、基本的に言うことなし。

ただハリアーの方がCX-5より車重が100~200kgほど重いため、制動力の点ではやや不利に働く。いくらカメラの性能などがアップしても、クルマ本体のブレーキの効きが甘ければ意味がない。

そのため敢えて甲乙を付けるとしたら、CX-5の自動ブレーキに軍配が上がるかも。

○実燃費や維持費では新型CX-5ディーゼルがおすすめだが…

一方、先程少し比べましたが実燃費はどっちがおすすめなのか?

(カートップ12月号 交通タイムス社)

結論から書くと、新型CX-5ディーゼルの実燃費が圧倒的に優秀。

例えば、ハリアー(ガソリンターボ)とCX-5(ディーゼルターボ)を比較した場合、実燃費はCX-5が目に見えて優秀。どういった走行シーンでも安定して15km/L前後を叩き出してるのに対して、ハリアーターボの実燃費の数値は不安定。

あとディーゼル車の燃料は軽油。何と言ってもガソリンよりも全然お安い。

ハリアーターボはハイオク仕様車のため、いわゆるレギュラーガソリンより更にお高い。両者ともにセコセコと乗るようなプレミアムSUVではないと思いますが、もし維持費まで比較するなら総合的にはCX-5に軍配が上がります。

ただハリアーにはハイブリッド車が設定されているため、もしCX-5ディーゼルと比べた場合、そちらに関してはほぼ互角の燃費性能を誇るのではないかと思います。

それでもハリアーハイブリッドのエントリーグレードは、CX-5ディーゼルの最上級グレードよりも数十万円ほど割高。しかもガソリンと軽油という燃料の安さや違いも考慮すれば、やはり新型CX-5の方がやはり維持費の点ではおすすめできます。

トヨタ新型ハリアーとマツダ新型CX5の比較おすすめ総括

以上、カーギークによるトヨタ新型ハリアーとマツダ新型CX-5の徹底比較記事でした。

もし「高級車目線」で比較した場合、基本的にハリアーの方が優れている部分が多い気がします。シートや内装、見た目などは質感が「ひたすら高い」の一言に尽きます。また乗り心地や静粛性、実用性の点ですらハリアーがCX-5よりも優れてる部分も多い。

確かにCX-5はプレミアム路線を歩んで大ヒットしてるものの、ハリアーと比べると若干後塵を拝するカタチ。あくまで新型CX-5は「マツダらしい人馬一体感」や「走りの良さ」に重きが置かれている感じであり、ハリアーほど高級路線に割り切ってないことが影響か。

やはり価格が新型CX-5よりも割高なこともあって、全体的に比べると新型ハリアーが上回っていると結論付けて良さそうです。

個人的なおすすめはCX-5

ただ購入のしやすさで比較するとマツダ新型CX-5に軍配が上がります。決してお安いSUVとは言わないものの、ハリアーと比べるとコスパはやはり高い。車格一つ分ぐらいの価格差が両者の間では存在。

またハリアーはTコネクト付きのナビをオプションで追加すると、+35~40万円ほど必須。一方、CX-5は7インチの液晶ディスプレイが標準装備のため、マツダコネクト付きのナビにしたい場合は+5万円前後の出費だけで済む。

ハリアーの場合は11スピーカーなど音響システムも入った価格ではあるものの、それでもCX-5はBOSEサウンドシステム+10スピーカーを追加しても+8万6000円で済む。ハリアーは質感が高いものの、その分だけ潔いほど出費も必須。

庶民としてどこまでお金が出せるかを考えて比較すれば、トヨタ新型ハリアーよりも「マツダ新型CX-5の方がベストバイなSUV」になってくるのかなーと思います。もちろんお金をかけられるなら新型ハリアーの方が色々と幸せになれそうですが、個人的には新型CX-5をおすすめしておきます。

ちなみに他にも「マツダ・CX-5 vs CX-8 比較まとめ」といった記事でも比べてるので、もしCX-5などに興味がある方はお暇な時でも読んでみて下さい。