【2019】eKクロスとハスラーを徹底比較してみた!乗り心地や安全装備に違いはある?【ライバル車】

2019年4月、三菱新型eKワゴンがフルモデルチェンジを行いました。とりわけSUV風モデルの「eKクロス」の発売が大きな話題を呼びました。

でも、軽自動車SUVの先駆け的存在といえば、「スズキ新型ハスラー」でありましょう。2014年12月の発売以来、未だにコンスタントに売れてる。

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そこで今回カーギークでは三菱新型eKクロスとスズキ新型ハスラーを徹底的に比較してみようと思います。もしeKクロスとハスラーの購入に迷ってる方は参考の一つにしてください。

外観デザイン・見た目の比較

まずは見た目の「外観デザイン」の比較。eKクロスとハスラーはどっちの方がカッコいい?SUV的なのか?

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(上 eKクロス 下 ハスラー)

最初は無難にカッコ良くなりがちな「赤×黒のツートンカラー」同士で比較。

やはり新型eKクロスのインパクト感がハンパない。ポジションランプあたりのライトゴリゴリ感もヤバイ。当初は目立ったハスラーですが、現在こうやって比較すると「大人しい雰囲気」も。

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(上 eKクロス 下 ハスラー)

続いては「白×オレンジのツートンカラー」で比較。ちなみに、敢えてハスラーとの違いを印象付けたかったのか、eKクロスには屋根が白バージョンはありません。逆のハスラーも然り。

だから、オレンジ色はSUVテイストを強めてくれる車体色ですが、eKクロスは差し色として控えめに使ってるのに対して、ハスラーはオレンジ色を全面に押し出してポップ感を演出。

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(上 eKクロス 下 ハスラー)

続いてはブルー系統の車体カラー同士で比較。

こうやっていろいろ見比べてみると、eKクロスは何色でもカッコいいし目立ちます。とはいえ、ハスラーも発売から5年近く経過してることを踏まえると、未だにデザインの新鮮味は衰えてはいない方でしょう。

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車体カラーはハスラーが最大14色に対して、新型eKクロスは最大11色と優勢。ただし、スズキ車全般に言えますが、塗装の質感は安っぽいのは難。

○サイドから比較するとeKクロスとハスラーの違いがより顕著に

新型eKクロスと新型ハスラーはフロントマスクがかなり違ってましたが、実はサイドから見ても雰囲気がガラッと異なる。

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(三菱新型eKクロス サイド画像)

例えば、三菱新型eKクロスはサイドも特徴的なデザイン。背後にかけてサイドガラスがすぼまってて、Cピラーのブラックアウト化も統一感を出してる。結果、軽自動車とは思えない流麗さが演出。

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(ベストカー5月26日号 講談社)

太陽の下でeKクロスとハスラーを見比べてみると、やはり全くデザイン性が異なります。ただサイドから比較すると、むしろ「SUVテイスト」はハスラーの方に軍配が上がりそう。

何故なら、eKクロスはよりワンボックス感が強く、一方のハスラーはフロントノーズが飛び出てるから。またハスラーはしっかり樹脂製のフェンダーガーニッシュがあしらわれてるのに対して、eKクロスはなし。

新型eKクロスはSUV感を売りにしてるとは言いつつも、ハスラーよりも「乗用車風デザイン」に近い。どっちかといえば、新型eKクロスはカスタムグレード系の延長線上的なデザインと言えそう。

車体サイズの大きさを比較

続いては「車体サイズ」を比較。

結論から書くと、車体の大きさはどっちもほぼ同じなんですが、実は主要諸元の違いからもハスラーの「SUVテイストの強さ」が読み取れます。

例えば、全高はハスラーの方が25mmほど高く、最低地上高も25mmほどeKクロスを上回る。もちろんその分だけ乗降性ではeKクロスが上回るものの、フォルム感ではハスラーの方がSUVテイストが強いことが分かります。

○三菱新型eKクロス主要諸元

  • 全長…3395mm
  • 全幅…1475mm
  • 全高…1640mm(4WDは1660mm)
  • ホイールベース…2495mm
  • 最小回転半径…4.5メートル(カスタム系は4.8メートル)
  • 最低地上高…155mm
  • 室内長…2065mm
  • 室内幅…1340mm
  • 室内高…1270mm

○スズキ新型ハスラー主要諸元

  • 全長…3395mm
  • 全幅…1475mm
  • 全高…1665mm
  • ホイールベース…2425mm
  • 最小回転半径…4.6メートル
  • 最低地上高…180mm
  • 室内長…2160mm
  • 室内幅…1295mm
  • 室内高…1250mm

内装インパネの質感を比較

続いては「内装インパネ周り」を比較。新型eKクロスと新型ハスラーの内装はどっちの方が質感が高いのか?

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(上 eKクロス 下 ハスラー)

結論から書くと、三菱新型eKクロスの内装の質感が高いです。ハスラーの内装は2014年発売以来のままなので、さすがに質感で劣ってしまうのは否めない。

例えば、新型eKクロスはダッシュボードにソフトパッドを採用したり、上級モデルにはステッチ(糸)をあしらうなど質感は普通車並。一方、ハスラーは敢えてポップさを狙ってるものの素材はプラスチッキー。

またシフトレバーノブの周りも新型eKクロスはピアノブラック調にあしらわれ、エアコン操作類もタッチパネル式を採用。一方、ハスラーのセンタークラスターは普通の軽自動車レベルに留まる。

新型eKクロスはハンドルも普通車サイズに太く、親指部分を優しく凹ませるなど非常に握りやすい。一方、女性ユーザーが多いので問題ないっちゃ問題ないですが、ハスラーのハンドルは「いかにも軽自動車」といった細さ。

液晶ナビ画面の大きさなど、装備の充実度ではハスラーは新型eKクロスに見劣りします。

室内の広さやシートアレンジ力の比較

続いては室内の広さや荷室の大きさなどを比較。

まず室内の収納力の高さは新型eKクロスに軍配。何故なら、ほぼデッドスペースがないほど、あらゆる場所に収納スペースが隠されてるから。

例えば、助手席前はティッシュ箱が置けるほどの収納ボックスが2個も隠されており、車検証などはドアの内側に収納できるスペースも隠されてる。一方、ハスラーは一般的な収納力にとどまる。

また室内の広さも新型eKクロスに軍配

新型プラットフォームはハスラーよりも7cmもホイールベースが長いため、室内空間がそれだけ多く確保されており、後部座席のニースペースは軽自動車トップクラス。

特に新型eKクロスは荷室が広い

後席シートを一番後ろに持ってきた状態でも、ハスラーの荷室より8cm以上も長い。軽自動車の荷室は狭いイメージがありませんが、新型eKクロスの荷室スペースは日常の買い物袋であれば問題なく積載可能。

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一方、シートアレンジではハスラーに軍配

新型eKクロスはリアシートが左右一体化しており、スライドさせる場合はシートごと移動してしまう。またハスラーが6:4分割シートを採用してるのに対して、新型eKクロスは5:5分割シート。

新型eKクロスは室内が広い分だけ、使い勝手の点でハスラーに負けます。

三菱新型eKクロスの搭載エンジン

乗り心地や走りの違いを比較する前に、新型eKクロスとハスラーのそれぞれの搭載エンジンを改めてチェックしておきたいと思います。

○660cc直3NAエンジン

  • 形式…BR06-SM21
  • 最高出力…38kW(52PS)/6400rpm
  • 最大トルク…60Nm(6.1kgm)/3600rpm
  • 電気モーター…2.0kW(2.7PS)/40Nm(4.1kgm)
  • 車重…840~860kg
  • カタログ燃費(WLTCモード)…21.2km/L
  • 燃料タンク…27L

○660cc直3ターボエンジン

  • 形式…BR06-SM21
  • 最高出力…47kW(64PS)/5600rpm
  • 最大トルク…100Nm(10.2kgm)/2400~4000rpm
  • 電気モーター…2.0kW(2.7PS)/40Nm(4.1kgm)
  • 車重…860~880kg
  • カタログ燃費(WLTCモード)…19.2km/L
  • 燃料タンク…27L

スズキ新型ハスラーの搭載エンジン

○660cc直3NAエンジン

  • 形式番号…R06A型
  • 最高出力…38kW(52PS)/6500rpm
  • 最大トルク…63Nm(6.4kgm)/4000rpm
  • 電気モーター…1.6kW(2.2PS)/40Nm(4.1kgm)
  • 車重…800kg
  • カタログ燃費(JC08)…32.0km/L
  • 燃料タンク…27L

○660cc直3ターボエンジン

  • 形式番号…R06A型
  • 最高出力…47kW(64PS)/6000rpm
  • 最大トルク…95Nm(9.7kgm)/3000rpm
  • 電気モーター…1.6kW(2.2PS)/40Nm(4.1kgm)
  • 車重…820kg
  • カタログ燃費(JC08)…27.8km/L
  • 燃料タンク…27L

eKクロスとハスラーの乗り心地の違いは?

続いては乗り心地や加速性能など「走りの違い」を比較。

結論から書くと、乗り心地は新型eKクロスに軍配が上がります。

やはり新型プラットフォームが刷新され、シートの座り心地もホールド感があって上質。後席シートの乗り心地はイマイチといった評価はあるものの、女性が乗る場合はハスラーと大差ないでしょう。

特に新型eKクロスは「操縦安定性能」に優れる。ハンドリングレスポンスの評判は高く、軽自動車トップクラス。一方、ハスラーは良くも悪くもSUV的な車高や重心の高さがマイナス要素。

一方、加速性能はどっちもどっち。実用トルクなどスペックだけ見ると新型eKクロスが若干上回るものの、ハスラーは女性一人分ほど軽量だから。実際に走らせても大きな違いは感じないでしょう。

ただし、eKクロスの新型CVTはステップATのような自然な加速感が得られ、エンジンはもともとが800ccエンジン向けに開発されていたため、静粛性など走り全体の上質感ではハスラーを上回るか。

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また視界性ではハスラーに軍配

前方視界は大差ないものの、新型eKクロスはデザイン重視のため、サイドガラスやバックガラスの面積が小さい。もちろん最近話題のプリウスほど後方視界性は悪くないものの、ハスラーと比べると見劣りするはず。

価格面や値段の違い

続いては「価格面」の違いを比較するため、三菱新型eKクロスとスズキ新型ハスラーのそれぞれの値段を列挙します。

○三菱・eKクロスの価格

  • M…141万円
  • G…155万円
  • T…164万円

安全装備の違いは改めて後述しますが、全車で自動ブレーキ機能などが標準装備。「T」のみターボエンジンが搭載されます。「M」はツートンカラーの有料色が設定されてません。

○スズキ・ハスラーの価格

  • A…110万円
  • G…132万円
  • Gターボ…141万円
  • J…148万円
  • Jターボ…158万円

ハスラーは「A」と「G」に5速MTモデルが設定され、Gの価格は最大で120万円まで下がります。またAにのみ自動ブレーキ機能が標準装備されません。だからめちゃくちゃ割安。

ターボエンジンのみで比較すると、ハスラーは140万円から購入できるのに対して、新型eKクロスは160万円から。eKクロスはグレード数が少ないこともあって、加速性能だけで選ぶならハスラーの方が購入しやすいか。

安全装備や安全性能では新型eKクロスに軍配

最後は「安全装備」の違いを比較。

結論から書くと、安全性能の高さはeKクロスに軍配が上がります。

ハスラーも自動ブレーキ機能など標準装備ではあるものの、eKクロスは更にサイドカーテンエアバッグなどが標準装備されてる。軽自動車はサイドからの衝撃が気になる人も多いと思うんですが、ハスラーはオプション設定すらなし。

とりわけ三菱新型eKクロスは「全車速域の追従クルーズコントロール(ACC)」が設定されてるのが特徴。この全車速域ACCとは、前方車両と車間距離を取って自動的に追尾してくれる便利な機能。

要するに、渋滞時でもアクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作をすべて自動的に行ってくれ、いわゆる半自動運転的なことができるため、新型eKクロスは軽自動車トップクラスの安全性能を誇ります。

自動車はサイズが小さく軽量だからこそ自動運転の精度も高まる上、しかも時速50km/Lであれば前方車両の存在も不要。あくまで自動ブレーキ機能しか搭載されてないハスラーとは雲泥の差。

もちろん交通事故防止の観点でハスラーが大きく見劣りしてるわけではないものの、安全装備全体で比較すると新型eKクロスに軍配。

ハスラーの廉価グレード「A」を除くと、両者の価格差はせいぜい10万円程度に収まってることを考えれば、新型eKクロスの価格はむしろ割安感すら感じさせます。

【比較総括】三菱新型eKクロスとスズキ新型ハスラーの違いまとめ

以上、カーギークによる三菱新型eKクロスとスズキ新型ハスラーの比較記事でした。

結論をまとめると、個人的には三菱新型eKクロスがおすすめです。

やはり車両設計が新しいこともあって、走りも上質。内装の質感も普通車並。価格はやや割高ですが、シンプルに見た目がカッコ良く、それ以上に安全性能を含めた装備面も充実してるのが大きな魅力。

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新型eKクロスは取り立てて欠点や弱点がなく、5年以上前に発売されたハスラーの商品力ではやや厳しい。ハスラーは2019年か2020年頃にフルモデルチェンジすると言われており、本格的に勝負になるのは次期モデル以降でしょう。

ただし、両者は「軽自動車SUV」という同じウリ文句で発売されてるものの、どっちもデザインの方向性が完全に異なります。

男の自分から見れば新型eKクロスがイチオシですが、ハスラーは女性ユーザーが多い。そのため両者は良い意味で棲み分けができており、新型eKクロスがハスラーの需要を食うかはやや疑問も残ります。

価格の安さもあって、これまでハスラーの購入を考えてた人は素直にハスラーを購入しそう。

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コメント

  1. ek太郎 より:

    ekクロスは、なんちゃってSUV。
    フェンダー部分も、ただのシール。
    シートアレンジも乏しいし、比較にならない。パッと見だけは良いけど…。
    次期ハスラーに期待したい。