ホンダのフラッグシップサルーンが「レジェンド」。
車名からして勇ましいですが、2018年2月のマイナーチェンジでは「アキュラ顔」に進化。車体も拡幅されて、特に「SPORT HYBRID SH-AWD」も進化したことが話題になりました。
しかし、このたびホンダ新型レジェンドが二度目のマイナーチェンジが行われる模様。
そこで今回カーギークでは「ホンダ新型レジェンドのマイナーチェンジ最新情報」をまとめてみたいと思います。
発売日は2021年3月前後?
まずは発売時期の最新情報。新型レジェンドはいつマイナーチェンジするのか?
ホンダ新型レジェンドは2021年3月頃にマイナーチェンジしそう。当初は2020年中の発売が予定されていたものの、何度もマイナーチェンジが延期。2021年1月説もあるなど情報は流動的ですが、さすがに2021年中にはマイナーチェンジしそう。
ちなみに2021年春頃には新型レジェンド以外だと次期ヴェゼルがフルモデルチェンジするとも言われてます。別記事もご参照。
国産車初の「レベル3」の自動運転システムが搭載か?
続いては今回のマイナーチェンジの「目玉情報」を解説。
ホンダ新型レジェンドの目玉は「自動運転システムの進化」にあります。現行レジェンドも全車速域ACCなど最新の自動運転システムが搭載されてるものの、マイナーチェンジ後は「半自動運転」の側面が更に強くなる予定。
具体的には「ハンズフリーの追従クルーズコントロール」が新型レジェンドに搭載されます。既に日産は先駆けて新型スカイラインに搭載してますが、いわゆる「手放し運転(高速道路上)」が新型レジェンドでも可能となります。
しかも、新型レジェンドの自動運転システムはいわゆる「アイズフリー(目離し運転)」も可能な代物。日産スカイラインは手放し運転は可能なものの、目離し運転は不可能。ドライバーは常に前方視界を確認しておく必要がある。最終的な事故の責任もドライバーが負う。
一方、新型レジェンドは常に前方に視線を向けておく必要はない。一応ドライバーはインパネ中央のモニターを確認しておかないと警報ブザーが鳴るものの、最終的な事故の責任も自動車が負うことになる。
ただし、高速道路など条件は限られるので、いわゆるレベル3と呼ばれる水準の予防安全装備が投入されます。アウディは「自動運転レベル3」の搭載車発売を公言してましたが、ホンダはそれに先駆けて新型レジェンドを発売する。
ちなみに2020年は道交法の安全基準が緩和されて、既にアイズフリーが合法化されております。
○試験走行してる新型レジェンドが世界各地で目撃
事実、ホンダは既に「2020年に新しい自動運転技術を実用化する」と公言しており、これに先駆けてホンダは随分と前から日本を含めた全世界で「新型レジェンドの走行テスト」を行っておりました。この走行距離は2019年時点で全長100万kmに達するとか。
そのため新型レジェンドはマイナーチェンジ後は自動運転の精度を高めるためカメラが増設されます。相変わらずアキュラ顔はそのままですが、バンパー下にピンストライプ状のLEDライトが新たに設置。このランプを点灯させることで周囲に自動運転中か否かを伝える模様。
じゃあ今回の新型レジェンドを発端に、今後他のホンダ車で同クラスの安全技術が応用されていくのか?
レベル3自動運転モデルの価格は「1100万円」超え?
ただし、今後新型レジェンドに投入されるレベル3の自動運転技術はおいそれと普及しない模様。
何故なら今回新型レジェンドに搭載予定のレベル3自動運転システムの値段が「400万円前後」するから。それだけホンダが多額の投資を行ってる裏返しですが、ミドルクラスの国産高級車一台分並の価格。さすがにフィットやN-BOXクラスの新車で普及するとは考えにくい。
そのためレベル3自動運転を搭載した新型レジェンドの価格ですら1100万円を超えそう。現行レジェンドの価格は720万円。単純に+400万円を加算すると、マイナーチェンジ後の値段は最低でも1000万円を超えることは確定的でしょう。
水素燃料電池車のクラリティの値段ですら720万円に留まる。環境車は政府自治体から補助金が出るんですが、自動運転や安全性能が高い車に補助金が出ないのも痛い。
また今回のレベル3自動運転システムは新型フィットなどに搭載済みの新開発のホンダセンシングのプラットフォームは別個なんだそう。ホンダは自動運転の実験データを積み重ねてるものの、そのまま素直に横展開できないとも言われてる。
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