三菱自動車が誇る本格オフロードSUVが「パジェロ」。
かつて某TBS系バラエティ番組でも景品として出品され、小気味よいパジェロの掛け声は今でも覚えてます。1982年に発売されて以降、パジェロは累計64万台を売り上げた人気SUV。
ただゴールデンウィーク前ということもあってか全く知らなかったんですが、既に2019年4月末に「パジェロの生産終了」が告知されていた模様。
正確には2019年8月にパジェロの生産が終了するため、実際に完全に販売終了になるのはもう少し後の2019年後半ぐらいか。
既にショートボディのパジェロは2018年2月に販売終了済みだったため、確かにパジェロの車格のゴツさなども考えると販売終了は致し方なしか。
三菱自動車はルノー日産の傘下に入ったものの、企業の規模を考えたら今後は新型デリカD5やアウトランダーなどの車種に経営資源を集中させていく可能性があります。
次期パジェロのフルモデルチェンジはどうなるのか?
でも気になるのは「次期パジェロ」の動向。
既にカーギークでは三菱新型パジェロのフルモデルチェンジ情報もまとめてますが、今回の販売終了で次期パジェロの開発も頓挫してしまったということなんでしょうか?
結論から書くと、次期パジェロにフルモデルチェンジするかは不明。今回の販売終了でパジェロの需要の無さが改めて判明したため、やはり次期パジェロが発売される可能性は減ったと考えるのが自然か。
少なくとも、自動車雑誌などでも報じられていた「2019年中のフルモデルチェンジ」は100%なさそうです。
○実は海外向けパジェロの販売は続く
それでもかねがね三菱自動車は次期パジェロのコンセプトカーを出品しており、また今回販売終了したのはあくまで日本国内向けのパジェロだけ。どうやら海外向けのパジェロスポーツなどの販売は続く予定。
「どういうこっちゃねん」とややこしいですが、海外で生産されたパジェロは今後日本国内に並行輸入して販売されるのでしょう。
だから日産やルノーとのラインナップも兼ね合いもあるんでしょうが、いずれ新型パジェロにフルモデルチェンジする可能性は残されてる…とカーギークでは期待も込めて予想してみる。
何故なら、世界的にはトヨタ・ランドクルーザーなどの需要はそれなりに旺盛なため、やはりパジェロの技術がこのまま葬り去られるのはもったいない。
今後、もし新型パジェロがフルモデルチェンジする場合、日産車などと部品を共用することで「しっかり利益を出す体制」が同時に構築されるのでしょう。
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