そろそろマイナーチェンジされる新型アルトですが、残念なお知らせ。
どうやら2018年11月にアルトターボRSが生産終了になってしまうらしい。生産が終了するだけなので、実際に販売自体が終了するのはもう少し先か。
あくまでソース元がネットなので信憑性がどこまであるかは微妙なものの、確かにアルト全体の販売台数が不振。ダイハツ・ミライースと比べても、2018年9月の新車販売は3000台ほどアルトは後塵を拝してる。
アルトターボRSは目白押しのカスタマイズカー。ルーフエンドスポイラーなど非常にスポーティーなデザインに仕上がっております。ただ変速機が5AGS(セミオートマ)のみなど癖があった商品。これで価格は130万円から。
アルトターボRS単体の販売台数は不明ですが、アルトの販売台数の底上げに繋がっていなかったのもむべなるかな。どうせなら1.0ターボエンジンでも搭載して、軽自動車ではなくリッターカーとして売り出した方が良かったか。
アルトワークスもいずれ販売終了するか?
一方、気になるのはアルトワークス。
2014年12月に販売されたスズキ現行アルトですが、そのすぐ後の2015年3月にアルトターボRSが追加され、同年2015年12月にはアルトワークスも追随する形で追加されて話題になりました。
このアルトワークスはアルトターボRSと違って「5速MT」が追加されてみたり、エンジンが更にチューンナップされていたりします。ただし、このアルトワークスもレカロシートの調整がイマイチ。
何故なら、アルトに単にレカロシートを乗せただけの代物なので、ドライバーのヒップポイントやアイポイントがイマイチ。アルトワークスは非常に付け焼き刃感があった。販売台数に貢献してないのであれば、現行アルトワークスも同様に販売終了する可能性はありそう。
ただスズキ・アルトも既に4年目に突入。まさにモデル末期と言ってもよく、タイミング的にはいつフルモデルチェンジされてもおかしくない。実際、アルトの自動ブレーキは赤外線センサーの古いタイプのまま。
だから次期アルトワークスが発売されるとすれば、しっかり作り込んだ状態で販売される可能性もありそう。…とはいえアルトワークスの150万円以上という価格帯なども考慮すると、現状はすぐ販売終了にならなくても、今後の展開はアルトワークスも厳しそうか。
スズキはアルトラパンの商品力を上げていく方向性?
今回のアルトターボRSの販売終了を見ると、やはり「スポーツモデルは売れない」ということを証明した形。少なくとも、アルトやミラといったエントリーモデルには難しい方向性だったのかなと思います。車体剛性や室内空間、内装の質感然り、価格に見合わない。
既にトヨタですらノアの販売終了も噂されており、ラインナップの縮小は今後の自動車業界の趨勢なのでしょう。そのためスズキは「アルトラパン」などのグレードを充実させていくんだろうと容易に想像されます。
実際、ダイハツ新型ミラトコットはデザイン的に面白みはないものの、自動ブレーキやサイドエアバッグの標準搭載されてるなど、実は商品力が高い。このミラトコットがミライースの販売の底上げに貢献してる。
だから、アルトは「とりあえず車に乗れたらいい」という層が奪われている雰囲気。前述のようにアルトやアルトラパンの自動ブレーキは非常に古めかしく、サイドエアバッグなどはオプション設定でも用意されてない。
前述のように、アルトは既にモデル末期。次のフルモデルチェンジまで大きなテコ入れは行われないと思いますが、それ故に今回のアルトターボRSの販売終了情報などは「アルトの次の布石」も何となく匂わせます。
ちなみにダイハツ新型ミラトコット試乗レビューやスズキ新型ハスラーフルモデルチェンジ最新情報なども参照。
コメント