スバルの高速ツーリングスポーツが「WRX」。
中でもWRX STIは圧巻のパフォーマンスを誇ります。2017年にはマイナーチェンジが施され、スバル・WRX STIなどのフルモデルチェンジも期待されるところ。
ただしこの度、2019年10月の東京モーターショーを境にスバル・WRX STIが販売終了する模様。最近はエスティマの販売終了やパジェロの販売終了なども話題になりましたが、一方で、何故かWRX S4だけは今後も引き続き販売が続く予定。
そこで今回カーギークではスバル・WRX STIだけが何故販売終了するのか解説したいと思います。
WRX STIに搭載されていた「EJ20型ターボエンジン」が生産終了
じゃあ、何故S4はそのまま販売継続されるのに、WRX STIだけが販売終了するのか?
結論から書くと、WRX STIに搭載されていた「EJ20型ターボエンジン」の生産が終了するから。搭載エンジンが生産できない以上、その車両も販売終了せざるを得ないという理屈。
実は、当初新型WRX STIがフルモデルチェンジのタイミングで生産終了すると見られていたものの、予定よりも早くに「EJ20型ターボエンジン」の生産が終了するらしい。
この「EJ20型ターボエンジン」は30年近く前に生産が開始された古株も古株。これまで改良の積み重ねで生産が続いており、いつお役御免となってもおかしくなかったんでしょう。
またWRX STIはS4と違ってアイサイトも搭載してなかった(MT車ゆえに搭載できなかった)ことも、今回の販売終了に繋がった可能性の一つとして考えられそうです。言っちゃえば、時代遅れ。
2019年10月に特別仕様車「WRX STI ファイナルエディション」が販売予定?
じゃあ、今後スバル・WRX STIは二度と購入できないのか?
答えはNO。
何故なら、次期WRX STIはフルモデルチェンジを機にWRX S4と同じ「FA20型(2.0Lターボ)」を搭載すると見られているから。EJ20型の燃費性能の悪さも影響してる…と分析したのはマガジンXの最新情報。
だからWRX STIが販売終了するとは言っても、あくまで「一時的」な話。とはいえスバル・WRX STIは次のフルモデルチェンジまで販売されないことは確実なので、新車が手に入らない期間はおそらく年単位。
そこで考えられてるのが「特別仕様車」の存在。
具体的には「WRX STI ファイナルエディション」という名前で販売される特別仕様車は、2019年1月開催の東京オートサロンに出品されたラリーコンセプトがモチーフになりそう。
この「WRX STI ファイナルエディション」はホイールなどがチェリーピンクであしらわれ、シートはレカロシートを採用した往年のインプレッサWRXを彷彿とさせる特別仕様車とのこと。逆に言うと、エンジンや足回りは変更なしか。
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