ホンダの人気プチバンが「フリード」。新車販売ランキングでは常に上位TOP10に入る人気車種になります。特にトヨタ・シエンタのライバルとしても有名な車だと思います。
そこで今回カーギークは「ホンダ新型フリードのフルモデルチェンジ最新情報」を徹底的に解説したいと思います。
発売日は2023年に遅れる?
まずは「発売日」の最新情報。
ホンダ新型フリードの発売時期は2023年以降と言われてます。当初は現行フリードは2016年9月に発売され、2019年10月にビッグマイナーチェンジも施してることから2022年秋頃とも噂されていましたが、やはり半導体不足の影響は必至。
そのため最新情報では新型フリードは2023年初旬頃にフルモデルチェンジする可能性が高そうです。新型ステップワゴンのフルモデルチェンジも相当遅いことを踏まえると、新型フリードの発売時期が2022年内におさめるのは少し難しいか。
次期フリードもフィットベース
続いてはシャシーといった中身の最新情報を解説します。
ホンダ新型フリードは「フィット」が引き続きベース車両になります。そのためシャシーも既存のプラットフォームが流用されます。当初は新型ヴェゼルと同じ新開発のシャシーが使われる予定でしたが、結果的にはうーんといった感じです。
そのため新型フリードの車体サイズは全幅1695mm以下の【5ナンバーサイズ】にとどまります。新型フリードも、あくまでプチバン。3ナンバーサイズまで拡幅してしまうとステップワゴンとの差別化が難しくなる。ここらへんはトヨタ新型シエンタと同様。
一方、ホイールベースは拡張されることで、3列目シートの居住空間が若干改善されそう。新型ステップワゴンを例に考えると、新型フリードも同様にルーフが水平基調にデザインされることで頭上空間が増えるのかも知れない。
事実、ベストカーの最新情報では「ボックス感が強いデザイン」が予想されております。サイドのドアハンドルは新型ステップワゴンのものが流用されている?ただ顔付き的にはかつてのトヨタ・スペイドをまんま彷彿とさせるなど、信憑度はやや微妙か。
パワートレインは「e:HEV」に進化!
続いてはパワートレインの最新情報を解説したいと思います。
ホンダ新型フリードのパワートレインも同様にフィットと同じ「1.5L直4エンジン」が流用されます。
ただし、ガソリンモデルはスペック的にはヴェゼルと同じため、フィットよりは若干パワーアップされます。具体的には最高出力は87kW(118PS)/6600rpm、最大トルクは142Nm(14.5kgm)/4300rpmとなりそう。
一方、ハイブリッドモデルはe:HEVと呼ばれる「シリーズハイブリッド」に進化します。
現行フリードはガソリンエンジンと電気モーターを同時に使って走行するパラレルハイブリッドを採用しているものの、新型フリードではガソリンエンジンは発電するだけ。そして強力な2個の電気モーターで走行するため、実質的にはPHEVに近いシステムを採用します。
先程のガソリンエンジンが発電用として使用されるものの、こちらはヴェゼルよりやや見劣りするフィットと同じスペックになりそうです。具体的には最高出力は72kW(98PS)/6000rpm、最大トルクは118Nm(12.0kgm)/5000rpm。
そして、走行するための駆動用の電気モーターの出力は96kW(131PS)/4000~8000rpm、最大トルクは253Nm(25.8kgm)/0~3000rpmになる予定です。ノートのe-POWERよりはスペックはだいぶ上回っている感じです。
ヴェゼルのカタログ燃費を参考にすると、新型フリードのカタログ燃費も同様に24km/L台後半ぐらいになりそう。ただシリーズハイブリッドの実燃費は意外と伸び悩む印象なので、新型フリードの燃費性能はあまり期待しない方が良さそう。
安全装備は大幅に進化!
続いては「安全装備」などの最新情報。
新型フリードの安全装備は「第二世代ホンダセンシング」に換装されます。新型フィットに初めて採用された最新バージョン。カメラの視野角が広くなったことで、自動ブレーキの性能だけではなく、全車速域追従クルコンも完備。
第二世代ホンダセンシングは標識認識機能や車線逸脱防止支援システムなど、自動車業界でもトップクラスの安全性能を誇ります。電動パーキングブレーキも標準装備されるはずなので、次期フリードの安全性能は飛躍的に向上しそう。
ただ逆に言うと、次のフルモデルチェンジまでフリードの「安全装備は古いまま」という嫌な見方もできますが…。そういう意味でも、次期フリードの発売を待てるなら待ちたい。
フリードプラスやクロスターは販売終了?
ただ2列シート仕様の「フリードプラス」はどうなるのか?
結論から言ってしまうと、新型フリードプラスはフルモデルチェンジ後も販売が続く模様です。フリードプラスは3列シート仕様の標準モデルよりも荷室床が低く設計され、なおかつ開口部が広いモデルとしてファミリー層以外にも訴求するモデルとして販売されそう。
また現行フリードが途中のマイチェンで「クロスター」というSUV風グレードも投入されましたが、昨今のSUV人気を考えるとフルモデルチェンジ後も変わらず投入されるに違いない。
一方、フリードプラスはシートが一つ減っている2列シート仕様にも関わらず、「プラス」という表現は個人的にピンと来ない。新型ステップワゴンの標準車はエアーと命名されたように、新型フリードも同様にグレード名の整理などが予想できそう。
かつて販売されていたフリードスパイクを復活させてもいい?
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