トヨタの売れ筋ミニバン車といえばノアやアルファードが思い浮かぶ人は多そうですが、2019年頃まで一番売れていたミニバンが「シエンタ」。近年はモデル末期だけあってルーミーなどに後塵を拝する場面もありますが、みんな大好き人気プチバン。
そこで今回カーギークでは「トヨタ新型シエンタのフルモデルチェンジ最新情報」をまとめてみました。
発売日は2022年8月?
まずは「発売日」の最新情報。
トヨタ新型シエンタの発売時期は2022年8月頃と言われてます。もともとは昨年2021年中のモデルチェンジを予定していたんですが、半導体不足などの影響もあって発売が遅延していたそう。結果的にマガジンXの最新情報が一番正しかった形。
でも現時点では2023年初頭に発売が遅れるという情報もあります。
現行シエンタは2015年7月に発売してることから、モデル周期はほぼちょうど7年程度になりそう。既に発売から7年近く経過していることに少し驚きを覚えますが、現行シエンタの奇抜なデザインが結果的に「消費者を飽きさせない」という点で功を奏したのか。
ただし、トヨタ新型シエンタのデザインはガラッと変わってしまう模様。
次期シエンタのデザインは?【リーク画像】
続いては「次期デザイン」の最新情報を解説します。
トヨタ新型シエンタの予想デザインがこちら。フルモデルチェンジ後はボンネットフードが強調されたスタイルに変わります。
「初代シエンタに原点回帰する」とはマガジンXの最新情報。そのため特徴的だった涙目風のヘッドライトは見る影もありません。フロントグリルもパッソのような六角形を採用するなど、デザイン的にはやや古臭い退化した印象も否めません。
こちらはモノトーンカラーの予想デザインですが、新型シエンタの外観は「やや没個性的」になった印象を与えます。
ただサイドドアに「ちょっとしたガーニッシュ」をあしらうなど、新型シエンタの全体的な雰囲気はSUVテイストも強まるのか。スズキ・クロスビーのような3トーンカラーも新たに設定されるのかも知れない。
それでも個人的には「トヨタ・ポルテ」が頭をよぎりました。フルモデルチェンジ後はファミリー層をより重視した雰囲気に変わりそうですが、現行シエンタがここまで売れた理由は「デザイン」の面も大きいはずなので、新型シエンタのデザインは正直パンチ感には欠ける。
それが果たして吉と出るのか?
○新型シエンタのリア画像は?
続いてはリアデザインの最新情報を解説。
新型シエンタのリアデザインがこちら。
涙目型だったリアコンビネーションランプはやはり「没個性的な縦型ランプ」に変更されて、その位置もピラー部分に移動するなどやはり初代シエンタに原点回帰しております
フルモデルチェンジ後のフォルム感もスタイリッシュなシャープさを失って、サイドウィンドウの角度も直立気味になってボクシースタイルが強まる雰囲気です。
一方、現行シエンタのウエストラインは直線的なデザインでしたが、新型シエンタのウエストラインは後方にかけて段差を付けたデザインに変更されます。そこらへんで細かいアクセントは設けられている模様です。見れば見るほど意外と飽きない?
新型シエンタの走りは大幅進化?
続いては「プラットフォーム」の最新情報を解説します。
トヨタ新型シエンタのシャシーは「GA-Bプラットフォーム」が採用されます。アクアやヤリスと同じBセグメント向けのTNGAになります。引き続きプチバンとして売り出されますが、低重心プラットフォームだけあって走りの安定感はかなり増すはず。
新型シエンタの車体サイズは4300×1695×1680mm(全長×全幅×全高)と予想されております。全長は+20mmほど伸びますが、基本的にサイズ感はフルモデルチェンジ前と変わらず。そのため引き続き5ナンバーサイズを維持すると見られます。
その一方、現行比で30mmほど伸長することで、新型シエンタのホイールベースは2780mm前後まで拡張されそう。新型アクアのホイールベースは2600mmだったことから、新型シエンタがいかにロングホイールベースに設計されているかが分かるはず。
Mクラスミニバン車のノア・ヴォクシーのホイールベースが2850mmですから、室内空間は実質的にはCセグメントカーになかなか迫るレベルではあります。そのため新型シエンタでは「三列目シートの居住空間」が改善されることはほぼ間違いない。
当初は「車体の後ろ半分だけGA-Cプラットフォームを変則的に採用する」という情報も流れていましたが、結果的には近からず遠からず。
新型シエンタの搭載エンジンは?
続いてはパワートレインの最新情報を解説します
トヨタ新型シエンタのパワーユニットには「1.5L直3エンジン(M15A型)」という新開発のエンジンが搭載されます。排気量はフルモデルチェンジ前と変わらずですが、気筒が一つ減らされて3気筒にダウンサイジングされます。
具体的にはガソリンモデルがM15A-FKS型、ハイブリッドモデルがM15A-FXE型という形式のエンジンが搭載されます。これは新型ヤリスと同じ構成になりそう。そのため新型シエンタはアクアのようにハイブリッド専売車にはなりません。
ガソリンモデルのスペックは最高出力が88kW(120PS)/6600rpm、最大トルクが145Nm(14.8kgm)/4800~5200rpm。
ハイブリッドモデルのスペックは67kW(91PS)/5500rpm、最大トルクが120Nm(12.2kgm)/3800~4800rpm。電気モーターが59kW(80PS)/141Nm(14.4kgm)。4WDモデルに搭載されるリアモーターは6PS前後、5kgm前後になりそう。
一方、ハイブリッドモデルは新型アクアと同じ「高効率バイポーラニッケル水素電池」を採用しそう。
リチウム電池よりも安価で安定性に優れるため、アクアでは上位グレードで標準装備されてる。逆に最廉価グレードだけリチウム電池を採用している。そのためアクアと同様に、アクセルペダルの踏み込みだけでスピードの加減速も調整できるモードが設定されそう。
アクアなどより車重は重くなるはずですが、新型シエンタのカタログ燃費は29km/L超と予想してみる。アクアに迫る30km/L超えという情報もあります。少なくとも三列シート車ではぶっちぎりの燃費性能を誇るか。
新型シエンタの安全装備は?
続いては安全装備の最新情報を解説します。
一方、トヨタ新型シエンタの安全装備は次世代トヨタセーフティセンスに大幅進化します。
この次世代トヨタセーフティセンスは2020年12月発売のトヨタ新型MIRAIと同じものが流用されます。夜間歩行者や自転車も検知。全車速域の追従クルーズコントロール、車線逸脱防止支援システム、駐車支援システム、ブラインドスポットモニターなど完備。
また新型ノア・ヴォクシーのようにスマホ一つで自動的に駐停車してくれる先進装備も備わるはず。最低でもアクアに備わる先進装備は投入されるでしょう。そのため現行シエンタの自動ブレーキは追従クルーズコントロールすらないため、大幅に性能が進化する予定。
他にも次期シエンタは10インチ以上の大型のディスプレイオーディオが備わるそう。安全性能の向上に伴って、電動パーキングブレーキも標準装備されるか。だから新型シエンタは外観デザイン以上に、内装面の質感が高まりそう。
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