最近、ホンダは「新型CR-V」や「新型シビック」といった車種を次々と日本国内で復活させております。新型車の投入に力が入っている様子。
そこで前々から取り沙汰されているのが「ホンダ新型S1000」の存在。たびたび自動車雑誌などでは発売情報が取り上げられており、S1000をざっくり説明するとリッターカー版のオープンカー。
今回カーギークではホンダ新型S1000に関する情報の真偽や、もし仮に事実だとすれば新型S1000はいつ頃に発売されるのか?など検証考察してみました。
ホンダ新型S1000の発売時期は2020年後半?
まず「ホンダ新型S1000が発売されるであろう」という前提で話を進めます。発売情報の真偽については後半に考察。とりあえず現状判明している新型S1000の最新情報をまとめてみました。
新型S1000の発売時期は2020年後半と予想するのがベストカー情報。ダイハツ新型ミラトコットの最新情報など、意外とベストカーは新型車情報も言い当てているので可能性はゼロではない。
じゃあ何故ホンダ新型S1000の発売時期が2020年頃と予想されるのか?
○「新型1.0L直3ターボ」の投入時期と発売時期が重なる?
その最大の根拠が「新型1.0L直3ターボ」の存在。
S1000という車名からも分かるように、おそらく搭載エンジンは1000ccになるはず。でも普通のNAエンジンではパワー不足が否めないため、やはり「ダウンサイジングターボ」が載る可能性が高い。
実際、既にホンダは新型1.0L直3ターボエンジンを鋭意開発中。最初は2016年にフルモデルチェンジした新型フリードに搭載すると言われていたものの、伸びに伸びて未だに搭載車種は販売されてない。
でも、この新型1.0L直3ターボが2020年前後にフルモデルチェンジを予定している「ホンダ新型フィット」や「ホンダ新型ヴェゼル」に搭載される可能性が高い。だからホンダ新型S1000がもし発売されるとすれば、タイミング的にはちょうど2020年前後になる可能性が高い。
つまり、少なくともホンダの主力車種より早く1.0L直3ターボがS1000に搭載されることはない可能性が高い。
ホンダ新型S1000の主要諸元はどうなる?
続いてはホンダ新型S1000の予想スペックをまとめてみました。
○新型S1000の予想主要諸元
- 全長…3900mm~4100mm
- 全幅…1695mm~1735mm
- 全高…1200mm~1300mm
情報によってバラバラですが、他社だとマツダ・ロードスターぐらいのサイズ感に収まるのではないか?と予想されております。
新型S1000は5ナンバーサイズに概ね収まるものの、敢えて1700mmにこだわらず走りの質を高めるためにも全幅を広げる可能性も。
ホンダ・S660をベース車両に拡大させる可能性があり、そのためS1000の駆動方式も「MR(ミッドシップレイアウト)」になることが期待されております。
○S1000搭載予定の「1.0L直3ターボエンジン」のスペック
- 最高出力…100~130PS
- 最大トルク…14.0~16.0kgm前後
- 車重…950kg前後
スズキやアウディは既に1.0L直3ターボを発売しておりますが、最低でもそれぐらいのスペックは維持するはず。
ホンダの軽自動車のエンジンは相当パワフル。ましてや新型S1000はオープンカー。カーギークが予想した上限程度のスペックは、誰もが実現して欲しいのが本音でありましょう。
NBOXが900kgを割り込むなど、ホンダの軽量化技術も相当。ロードスターが1020kgであることなどから、ホンダ新型S1000の車重は最低でも900kg台に収まることは間違いないはず。
ホンダ新型S1000が発売される可能性はどれぐらい?
でも、当然気になる疑問が「新型S1000はそもそも販売されるのか?」って話です。結局、販売されないのではまさに与太話もいいところ。
○ホンダ・S1000が登場する可能性は30%以下
んで結論から個人的な予想を書きますと、ホンダ新型S1000が発売される可能性は低いとカーギークでは見ます。何故なら明確なリーク情報に基づいてるわけではなく、「S1000を販売して欲しい」という願望で記事が書かれているから。
実際、2017年時点でベストカーが報じた情報では「S1000は2019年デビュー」と記載されてる。
でも最近の報じ方では、S1000の発売時期は2020年と遅れてることは前述の通り。じゃあ明確な理由があって発売時期がずらしたのかと言うと、どうやら確証めいたもんはない。
○S660もフルモデルチェンジしないのにS1000を発売するか?
しかも、既に軽自動車オープンカーの「S660はフルモデルチェンジしない」と噂されてる。この新型S660の情報に関しては、一応ソースがあるため確度が高い。販売終了の可能性がすぐにはなくても、少なくとも次期S660が販売されない可能性は高い。
一時期は人気に過熱感もあったS660ですらこんな現状において、新たに新型S1000が投入される可能性があるのか?って話。素人目で考えても、ホンダ新型S1000の発売可能性は低いと言わざるを得ない。
つまり、新型S1000に関する情報は終始一貫として「根拠となるソース」が少なくともカーギークが知る限りは見当たらない。S1000に関して信用に足る情報はない以上、基本的に「発売されない」と考えた方が無難。
S1000のカギを握るのは「新型1.0L直3ターボ」
もちろん、ここで話が終わっても面白くない。何故なら、あくまで発売される可能性は低いだけ。
そこで最後はホンダ新型S1000が登場する可能性を検証して記事を終わりたいと思います。
やはりホンダが現在「1.0L直3ターボエンジン」を開発してる事実が大きい。もしフィットなど一部の車種に搭載するだけでは採算を取りにくい。そうすると新型S1000に搭載して発売へ?…という流れは考えられる。
またS660が販売終了する可能性が高いのは、やはり国内でしか販売できない軽自動車の規格だから。要は、こちらも採算が取れないというのが理由。ただ新型S1000の規格やサイズ感であれば、世界や海外に展開することが可能。
つまり今後はS660がフルモデルチェンジしないという情報も、実は「今後S1000に統一する」という布石である可能性も無きにしもあらず。実際、「S2000の開発は進んでる」と水面下では言われてる。
冒頭で触れたように、最近のホンダはスポーツカーに力を入れてる以上、S○○シリーズが完全に消滅する可能性も考えにくい。そうやって思考をめぐらせていくと、消去法的に「ホンダ新型S1000が発売する可能性」も自ずと見えてくる気はします。
以上、ホンダ新型S1000に関する最新情報と個人的な妄想でした。
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