日産自動車は自動車業界でいろいろ物議を醸しておりますが、今後は新しいピュアEV(BEV)を次々と投入していく予定。ルノーとの関係性も基本的に維持され、インフィニティブランドも続々とBEV化していく模様。
そこで今回カーギークでは「日産新型IMx(アイエムエックス)の最新情報」をまとめてみたいと思います。この新型IMxは2019年10月の東京モーターショーに初お披露目される日産の新型ピュアEVとか。
日産新型IMxの「発売日」は2021年後半か
まずは「発売日」の最新情報。日産新型IMxはいつ発売されるのか。
結論から書くと、日産新型IMxの「発売時期」は2021年秋頃と報じるのはベストカーの最新情報。東京モーターショーに出品されてから、ちょうど2年後あたりの計算。だから現時点で考えると、発売時期は相当先の話。
ベストカーなどは新型IMxを「日産の新たな扉を開く」と表現してますが、まさに「鋭意開発中」といったところ。だから東京モーターショーに出品される新型IMxもそこまで市販車レベルには達してない可能性は高そうです。
とりあえず日産自動車的にはまずルノーとの関係をどうするか、次期ノートや次期エクストレイル、次期デイズルークスのフルモデルチェンジをどうするかが先になりそうです。
日産新型IMxの「車体サイズ」や外観デザインまとめ
続いては「車体サイズや主要諸元」の最新情報。
まず改めて新型IMxの外観フロントマスクを確認。
日産のV字モーショングリルをかろうじて採用するものの、顔付きそのものは「マツダのSUV風(CXシリーズ)」といった雰囲気もあります。一方、トヨタ・MIRAIのように空力性能を徹底的に追求したフォルムは近未来感も強く匂わせます。
ただし、あくまでコンセプトカーだけあって、それなりに差し引いて見る必要はありそうですが。
一方、新型IMxの主要諸元は4700×1880×1620mm(全長×全幅×全高)と予想されております。サイズ感は日産・エクストレイルより一回りほど大きく、トヨタ・ハリアーやBMW・X3にサイズ感は近い。いわゆるDセグメントカー。
画像では確認できませんが日産・リーフを参考にすると、日産新型IMxもフロント部分に給電口が配されるのかも知れない。そのためカッコいい外観デザインが市販車版IMxでは損なわれる可能性も
日産新型IMxは「2モーター式4WD」のピュアEV
そして、この日産新型IMxは「電動車専用の新型プラットフォーム」が新たに採用されそう。車体下に大容量バッテリーを搭載するスペースを確保し、前後輪に対応した電気モーターが配される模様。
つまり、日産新型IMxは「2モーター式の4WD駆動」のピュアEVになりそう。三菱・アウトランダーPHEVなどは既に前後両輪を2個の電気モーターで駆動させており、そこらへんの技術も応用されるのかも知れない。
ただし、新型IMxに搭載される電気モーターはめちゃくちゃトルクフル。2個の電気モーターの総合出力は435PS/71.4kgmと、完全に超高性能なスポーツカー。ガソリンエンジンだとここまで簡単に能力を引き出せない。
だから、新型IMxは加速性能と環境性能が両立されてるピュアEVSUVと言えそう。今後、日産次期フーガがEV化されるときも新型IMxの技術が応用されるに違いない。
新型IMxの価格は600万円超え?
ただ気になるのが価格。日産新型IMxの値段はいかほどなのか?
結論から書くと、日産新型IMxの価格帯は600万円以上と見られております。リーフの価格帯が300万円台ってことを考えると、新型IMxの値段は高いような安いような。
一方、メルセデスベンツといった高級ブランドもEVモデルを立て続けに投入してますが、そういった車種の値段と比べると当然お安め。例えば、似たような車格のベンツ・EQCの価格帯は最低でも1000万円以上。
日産新型IMxには全車速追従クルーズコントロールなど先進的な運転支援システムは当然として、ホンダ新型Honda e顔負けの最新デバイスがてんこ盛りになるはず。
現状、ピュアEVの選択肢は輸入車を含めても極めて少ない。トヨタ自動車ですら一車種もない。見た目の良さ、加速性能、広い室内空間など実用性の良し悪しも考えたら、600万円台の価格帯は決して高くはない。
トヨタ次期エスティマはフルモデルチェンジでEV化する情報などもあって、もちろん新型IMxが発売される2021年頃には色んなEVのラインナップは増えそうですが、日産新型IMxはEV市場の主流になりそうです。
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