ホンダの高級ミニバン車が「オデッセイ」。
特にオデッセイはシリーズハイブリッドの一種である「i-MMD(現在はe:HEV)」をいち早く搭載したことで話題になりました。走行性能ではアルファード・ヴェルファイアに見劣りしない。オデッセイの2019年は月販平均台数が1000台前後とまずまず売れてる部類。
そこで今回カーギークではホンダ新型オデッセイのマイナーチェンジ最新情報を解説してみました。どうやら今回のマイナーチェンジで新型オデッセイの顔付きが大きく変わるとか?
2020年11月上旬にマイナーチェンジ!
まずは「マイナーチェンジのタイミング」に関する最新情報。
ホンダ新型オデッセイは「2020年11月上旬」にマイナーチェンジを行う模様。発表そのものは前月の10月下旬とされます。新型オデッセイの先行予約は9月下旬と更に早い段階で行われるため、ホンダディーラーに行けば公式発表前に詳しい情報が手に入るはずです。
当初は2021年初旬のマイナーチェンジも報じられていましたが、結果的に発売時期は2020年後半に早まります。やはりオデッセイは価格が価格だけに、安倍政権の消費増税はそれなりに影響が大きかったのか。そのため新型オデッセイのフルモデルチェンジは2022年から2023年以降に大きく遅れそう。
実はホンダ・オデッセイは「国内向け」と「北米向け」で作り分けられてる。意外と北米向けオデッセイは人気のようですが、それ故に日本向けのオデッセイと車格が全く異なる。そのため開発コストを考えると、オデッセイレベルの販売台数では大胆にテコ入れするのは難しいのか。
新型オデッセイはアルファード顔にマイナーチェンジ?
続いてはマイナーチェンジ情報の目玉。結論から言うと、新型オデッセイの内外装がガラッと一新されます。
まず新型オデッセイの外観ですが、フロントグリルが現行よりもやや小さく設計されます。現行オデッセイはバンパー部分までグリルが伸びているものの、ジェイドやステップワゴンといったインテークと分離されたデザインに変更されております。
個人的には現行オデッセイの方が断然カッコいい気がしますが、マイナーチェンジ後はゴリゴリ感を薄めてきた印象。ヘッドライトも切れ長だった現行オデッセイから、ややスクエア型の優しい顔付きに変わってる気がします。リアコンビネーションランプのデザインも変更されてるそう。
当初はホンダ新型オデッセイの顔付きは「トヨタ・アルファード」のように変身すると言われてたんですが、さすがに現行オデッセイと比べて大きな違いはなかった。結果的にベストカー情報は間違いでした。オデッセイ vs アルファードの比較記事も参照。
○内装は高級路線がアップ?
マイナーチェンジ後は「内装インテリア」も変更されます。現行オデッセイと比べるとメータパネルは二眼式に変更されて、インパネ中央のナビ画面も10インチに巨大化。ステアリングホイールもスポークが一本のデザインに変更されてる。
基本デザインは変わらないものの、ダッシュボード周りも地味に変更点が多い。エアコンの吹出口はダッシュボード下部に組み込まれて、インパネ周りは全体的にスッキリした印象を与えます。シート表皮など含めて、素材も変更して質感の向上も図られているとか。
とりあえず、新型オデッセイは更に「高級路線」を強めていく模様。
安全装備やパワートレインはどう変わる?
続いては新型オデッセイの安全装備やパワートレインの最新情報。
まず搭載エンジンは「2.4L直4ガソリンエンジン」とマイナーチェンジ前と変わりありません。それでもガソリン車は車体剛性を高めたり、サスペンションといった足回りを改良することで、静粛性能と乗り心地が向上しているそう。
一方、かつてはi-MMDと表現されていたe:HEVですが、今年2020年初頭にフルモデルチェンジしたばかりの新型アコードと同じ最新のパワーユニットに刷新されます。
安全装備のホンダセンシングは「最新の次世代ホンダセンシング」が換装されます。既にホンダ新型N-WGNなどに先駆けて採用されてますが、現行オデッセイよりも全車速域追従クルーズコントロールの精度が更に高まる予定。
そして、新型オデッセイにも「後方誤発進抑制機能」が追加されます。今年から予防安全性能アセスメントに追加された項目なので、新型オデッセイに限らず、再び高級目の新型車に搭載され直してる安全機能だったりします。
○ジェスチャーコントロール・パワースライドドアがすごそう
他にも「ハンズフリー対応のパワースライドドア」が上級グレードに標準装備されます。普通は車体下に足をかざすといった方法が用いられるものの、青い光に手を合わせて動かすだけでスライドドアを開けることが可能。
まさに「THE先進装備」といったところ。高級外車にもほぼ見られない機能。非常に面白い。コロナの問題もあって、今後手を触れない機能が高級車を中心に普及していきそうな予感。各自動車メディアが「ビッグマイナーチェンジ」と表現するのも納得。
一方、これに伴って車体色とグレード構成が整理縮小されます。オデッセイの販売台数も知れているため、ゴチャゴチャとグレードを展開させてもあまり効果的ではないのでしょう。
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