マツダから新型車が発売されることが決定。その名も「CX-30(シーエックスサーティ)」。既に2019年3月のジュネーブモーターショーで新型CX-30が出品されて大きな話題になりました。
そこで今回カーギークではマツダ新型CX-30の最新情報をまとめてみたいと思います。
果たして新型CX-30の発売日はいつなのか?新型CX-30の搭載エンジンは?そもそも新型CX-30と似たような名前の「CX-3」との違いは何かあるのか?今回の新型CX-30はCX-3のフルモデルチェンジだった?
新型CX-30の発売日は2019年10月頃?
まずは「発売時期」の最新情報。そもそもマツダ新型CX-30は発売されるのか?
結論から発売時期を書くと、マツダ新型CX-30の発表日は9月20日になります。既にマツダディーラーなどでは見積もりを取ることができ、新型CX-30の注文も可能です。ただし、あくまで発表日。
新型CX-30の実際の正確な発売日は10月24日になります。だからマツダが正式に発表してから、実際に発売されるまで約一ヶ月ほど遅れます。どのみち安倍政権による消費増税には間に合いません。
また改めて新型CX-30のエンジンラインナップは後述しますが、ベース車両のMAZDA3と同様に話題の「スカイアクティブX」のグレードは発売が更に遅れて「2020年前半頃」と見られております。
既に、ヨーロッパでは2019年夏頃に先駆けて新型CX-30が発売されてます。東京モーターショーが同時期に開催されるため、新型CX-30の正式発売はそことタイミング的には合わせる模様です。
【最新解説】そもそもマツダ新型CX-30とはなんぞや?
じゃあ、そもそもマツダ新型CX30とは何なのか?
マツダ曰く、この新型CX-30は「エレガントなスタイルを具現化したクーペスタイルのコンパクトSUV」とのこと。新型CX-30をサイドから確認すると、フォルムの「クーペ感」がより伝わってきます。
一方で新型CX-30をリアから確認すると、バンパーガーニッシュなどSUVらしさも存分に持ち合わせている様子。そのためマツダ新型CX-30は「デザインを重視した新型SUV」と考えると分かりやすいと思います。
ちなみにマツダの公式サイトではCX-30の読み方が「シーエックスサーティー」となっていましたが、30は英語で「thirty」。語尾は伸ばさない。13と少し混同してるのかも。
そのためCX-30の正確な読み方は「シーエックスサーティ」が正しいはず。
【主要諸元】新型CX-30のベース車両はMAZDA3
一方、マツダ新型アクセラがフルモデルチェンジして「MAZDA3」に改名されましたが、この新型CX-30はMAZDA3がベース車両になります。そのためCX-30の「3」はMAZDA3にかかってると考えて良さそうです。
だから、新型CX-30の車体サイズはCX3と比べるとなかなか大きめ。
具体的に主要諸元を確認すると、新型CX-30の車体サイズは4395×1795×1540mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2655mm。最低地上高は175mm。
一方、CX-3は4275×1765×1550mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2570mm。最低地上高は165mm。CX3と比べると一回りほど大きいため、新型CX-30はまさに「CX-3とCX-5の中間サイズ」にあたります。
例えば、新型CX-30の荷室容量は430L。荷室の開口幅も1020mmと実用性や使い勝手の良さで上回ってくるなど、新型CX-30はクーペスタイルを売りにしながらも「CX-3の弱点」をしっかり潰してくれてる。
だから新型CX-30はデザイン重視ではありつつも、CX-3と違って「室内の広さや実用性」が同時に体現されてる新型SUVになりそう。そのためCX-3の販売状況に影響を与えると見られてます。
○エンジン構成そのものはCX-3がベース
一方、新型CX-30のエンジン構成そのものはCX3がベースになります。
新型CX-30のエンジンラインナップは「2.0L直4ガソリン」と「1.8L直4ディーゼルターボ」が主軸。また前述のように、MAZDA3にも搭載される「スカイアクティブX(2.0Lマイルドハイブリッド)」も遅れて2020年以降に搭載予定。
搭載エンジンだけで判断すると「CX-3寄り」と言えそうですが、プラットフォームなどは大胆に刷新されており、新型CX-30は「先駆けてフルモデルチェンジした次期CX-3」とも言えそうか。
ただし、CX-3は将来的にフルモデルチェンジするにあたって「CX-20」に改名する噂もあって、自動車メディアやマツダディーラーも混乱してますが「CX-3とCX-30は別もの」と考えた方がいいと思います。
【最新情報】何故新型CX-30は「CX-4」ではなかったのか?
だからこそ、マツダ新型CX-30という車名にやはり疑問もあります。
何故なら、「CX-3とCX-5の中間モデル」という位置付けであれば、CX-30ではなく「CX-4」という車名でも良かった。わざわざCX-3とダブって見える車名を使うメリットはどこにあるのか?
実は、2016年から中国専売で「CX-4」と呼ばれるクーペSUVが販売されてる。このCX-4も先代アクセラベースだったんですが、現在MAZDA3をベース車両とした新型CX-30とデザインなどが少し異なる。
おそらくCX-4と混同を避けるために「CX-30」というネーミングを使ったと考察されます。少なくともCX-4という車名を使わなかったからこそ、新型CX-30が日本国内で販売される可能性は高い…というカーギークの予想は当たり。
またCX-3はCX-20に改名され、いずれ車名の数字は下二桁になる(CX-5はCX-50、CX-8はCX-80)という情報もあり、マツダ車のラインナップが整理を見込んだ上での今回の新型CX-30の発売もありそう。
いずれ中国専売のCX-4は今回の新型CX-30に統一され、また新たなCX-40なるクーペSUVを発売することもマツダは考えているのかも。
【最新情報】新型CX-30とCX3を「画像比較」してみる
続いてはCX-3と「デザインの違い」を簡単に比較して終わりたいと思います。
結論から書くと、新型CX-30とCX-3の見た目はほぼ同じですが、細かい点で違いも見られます。
まずはマツダ新型CX-30のフロントマスクの画像がこちら。鼓動スタイルが全面に押し出されたデザイン。ただCX-3との違いは、やはりパッと見で発見できない?
そこでマツダ・CX-3のフロントマスクの画像を見てみると、新型CX-30との大きな違いは「シグニチャーウィング」と呼ばれるグリルを覆うメッキーパーツ。
前述の新型CX-30がヘッドライトの下に食い込んでるのに対して、CX-3はヘッドライト上部に食い込んでる。またグリルの形状も新型CX-30は網目状で、CX-3と比べると高級感がややアップしてる?
○新型CX-30との大きな違いは「内装」にあり?
続いてはマツダ新型CX-30の内装インパネ画像をチェック。非常に高級感に溢れてる。でも、やはりパット見の質感の違いは見て取れない。CX-3の内装も質感が高くなかった?
そこでCX-3の内装インパネ画像を比較してみると、例えば新型CX-30とはメーターパネルのデザインが異なる。またナビ画面の位置や、シフトレバーやセンターコンソールあたりの質感が新型CX-30の方が上回っている気がします。
だから両者の大きな違いは主に「内装面」になりそう。やはりMAZDA3がベースだけあって、マツダ新型CX-30の内装の質感が体感的にググッと高まっていることでしょう。
マツダ新型CX-30の価格は400万円に匹敵する?
ちなみに、現在新型CX-30の価格情報は判明しておりません。
でも、どうやらマツダ新型CX-30は30代をターゲットにしてるため(もしかすると車名も30代を意識していた?)、価格帯もCX-3とCX-5の中間に収まると予想できそう。一方、「CX-5の価格を上回る」というベストカーの最新情報もあります。
一方、MAZDA3セダンの値段は2.0Lエンジンが247~265万円、1.8Lディーゼルが274~299万円)。これをベースに考えると、マツダ新型CX-30の価格はガソリン車で260万円~310万円、ディーゼルターボは310~340万円とカーギークでは予想。
とりわけスカイアクティブX搭載のモデルの価格は「350~400万円前後」と予想する自動車メディアが多く、このモデルは新型CX-30の元々の割高な価格設定もあってなかなか手は出にくいか。4WDモデルは+20~30万円高。
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