【2018】NBOX vs タント 徹底比較まとめ【違い・長所・短所・口コミetc】

2017年9月頃にフルモデルチェンジした人気軽自動車が、ホンダ新型N-BOX(エヌボックス)。

新型N-BOXは軽自動車初のVTECエンジンを採用したり、室内の使い勝手を更に高めるだけではなく、これまで弱点としていた車両の重さも克服。結果、エヌボックスはモデルチェンジ前より大ヒット。

ただかつて人気絶頂を誇った軽自動車といえば、ダイハツ・タント。ピラーレスのスライドドアを軽自動車として初めて採用し、子育て世代を筆頭に爆発的ヒット。しかし現在はN-BOXの影に隠れている感あり。

(上:ホンダ・N-BOX 下:ダイハツ・タント)

そこで今回カーギークではホンダ新型N-BOXとダイハツ・タントを徹底的に比較したいと思います。

ちなみにタントは2018年にフルモデルチェンジを予定してるため、発売されたばかりの新型N-BOXと比べるのはやや不利な条件ではあるものの、もし購入を考えてる方は参考にして下さい。

NBOXとタントの見た目の違いを比べてみる

まずエヌボックスとタントの内外装を比較したいと思います。最初は見た目・エクステリア。N-BOXとタントはどう違うのか?

(上:ホンダ・N-BOX 下:ダイハツ・タント)

まずはノーマルグレード同士の比較。上がN-BOX、下がタントになります。

さすがにノーマルだけあって両者に大きな違いはないと思いますが、N-BOXの方がまとまり感あるデザインをしている印象。先代N-BOXに引き続いてタントよりも性別や年齢問わず万人受けしそうな雰囲気。

車体サイズは軽自動車だけあってほぼ同じですが、全高はN-BOXが1790mmに対して、タントが1750mm。そのためN-BOXの車高は40mmほど高いので、室内空間(室内高)も比例してタントを上回ります。

室内空間や内装の比較は後述。

(上:N-BOXカスタム 下:タントカスタム)

続いてはカスタムグレード(エアロパーツ仕様)同士の比較。上がN-BOXカスタム、下がタントカスタム

エヌボックスカスタムは意外と大人しめな見た目になったこともあって、相対的にタントカスタムの方がよりイカついデザインに仕上がっております。どっちがおすすめかは好みによりますが、タントカスタムの方がゴリゴリ感は強め。

ただ車体サイズはほぼ同じなのに、N-BOXカスタムがスリムに見えます。タントカスタムはややボッテリ。そのせいか新型エヌボックスはノーマルよりカスタムグレードの方が売れてるらしい。例えばホイールデザインを見ると、タントよりカッコイイかも。

エヌボックスとタントの内装や室内の広さを比較

続いては内装インパネ周りや室内空間を比べたいと思います。

(上:ホンダ・N-BOX 下:ダイハツ・タント)

ノーマルグレード同士の室内空間を比較した画像がコチラ。上がN-BOX、下がタントの内装インパネになります。

さすがに価格帯がほぼ一緒ですから、両者で質感の面で大きな違いは見られないと思います。強いて言えば、最新のエヌボックスの方が質感は若干高いか。またデザインに関しても、センターメーター方式かそうじゃないかの違いぐらいか。

○収納力で比較すると新型N-BOXがおすすめ

ただ収納力の点では、ホンダ・N-BOXがやや上回る気がします。

助手席前の大きなアンダートレイなど細部にまで収納スペースを用意。シフトノブ周辺もシュッと絞られており、足元空間も広々のはず。ドアポケットの大きさなども細かく比べるとN-BOXが全体的に上回ると思います。

特に自分が驚いたのは、N-BOXの運転席奥の収納ボックス。普通はタントのようにセンターメーターじゃないと作れない…と思い込んでた。でもN-BOXの場合は、センターメーターにせずとも収納ボックスを用意してきた。

もちろんタントの収納性が悪いってことでは決してありませんが、またセンタータンクレイアウトの技術だけではなく、新型N-BOXでは軽初のVTECエンジンで小型化(走りの比較は後述)が貢献し、更に室内空間が広くなったのも魅力。

こういった様々なことからも新型エヌボックスにはデッドスペース的な空間が徹底的に排除されてることが伺えると思います。

室内の使い勝手の良さはN-BOXがおすすめか

N-BOXはこの室内の広さを活かして、助手席シートを前後にスライドさせるように進化させた。そのことで後席に座るであろう子供とのやり取りが便利になる。軽自動車で不可能だったウォークスルー的な機能をこれで補った。

(ただしグレードによって装着・非装着が決まるので注意)

そのためピラーレスのタントのような乗降性の高さはないものの、乗降後の実用性の高さはN-BOXの方が上回るかも。また相変わらず、後席の跳ね上げ式のチップアップシートも非常に便利。

本当にユーザー目線で考えて起きやすい場所に収納スペースが配置されてるN-BOX。

ただピラーレスが欲しいならタント一択…と言いたんですが、実はN-BOXベースの新型N-VANがタントに続いてピラーレスを採用してきた。軽自動車で二例目。もしかするとN-BOXも将来的にピラーレスになる可能性もある。

そうするとN-BOXにはまさに敵なし状態になってしまうという(笑)

走行性能や走りの良さはどっちがおすすめ?

続いては走行性能を比較したいと思います。エヌボックスもタントも走りをそこまで重視するような軽自動車とは思いませんが、やっぱり走ってて気持ち良いことに越したことはない。

結論から書くと、ホンダ・N-BOXの走りがタントを上回ります

やはりプラットフォームを一新し、剛性が増したことで直進安定性の良さに寄与。タントの走りはロール感が強く、交差点の曲がり角など超背高スライド系にありがちな不安感が顔を覗かせる。

また前述のように、新型N-BOXはかつての弱点だった車重の重さが改善。先代は1トン超えのグレードもありましたが、新型N-BOXはタントとほぼ同程度の軽さになった。そして、軽自動車初のVTECエンジンも加速はパワフルかつ静か。

そのためエヌボックスの走りは「コンパクトカーよりも上質」と評価する人も多い。もはやコンパクトカー以上と比べても、全く遜色ないレベル。ターボエンジンであれば、なおさら宜なるかな。実際、N-BOXカスタムを購入した半分近くの人がターボエンジンを選んでるほど。

だから乗り心地に関しても、新型N-BOXはサスペンションなど足回りもテコ入れされているため、軽量化さされても路面からのドタバタ感が少ない。タントはN-BOX以外の車種と比較すれば、決して乗り心地は悪くないものの…という結果。

実燃費に関しても新型N-BOXは20km/L前後出たという報告もあるように、まさに走りに関してネガティブな要素はなし。タントと車重が変わらない上、アクセルも無理して踏み込まなくて済むため、やはりここでも新型N-BOXが有利に働くのかも知れない。

操縦安定性、腰高感にありがちな不安感のなさ、静粛性、走りのパワフルさ、CVTの緻密な制御、あらゆる面で走りは新型N-BOXが多かれ少なかれタントを上回っていると結論付けていいと思います。金かけて開発した分、モデル末期のタントはやや苦しい。

ただ次期タントは本格的なハイブリッドを搭載するとも言われているので、N-BOXもウカウカしていられないかも。次期モデルの詳細については「新型タント最新フルモデルチェンジ情報」なども参照。

自動ブレーキなど安全性能が高いのはどっち?

ラストは自動ブレーキなど安全性能の高さを比較したいと思います。エヌボックスとタント、どっちが安全なのか?

結論から書くと、新型N-BOXが安全性でもタントを大きく上回ります。いわゆる「ホンダセンシング」を標準装備しており、エヌボックスは軽自動車にも関わらずACC(追従クルーズコントロール)や車線逸脱防止システムが備わってるのがシンプルにすごい。

もちろんタントはタントでマイナーチェンジで、ステレオカメラタイプの自動ブレーキに進化済み。ただオートハイビームといった装備は強化されたものの、ACCはなし。車線維持機能に関しても「警報」どまりと、機能面からして明らかに違いが顕著。

そして自動ブレーキ自体の性能差も顕著。

(PICKUP CAR CHANNEL!! @YouTube)

例えば停止した対象物に対して時速50km/hで突っ込んだ実験で比べると、左のN-BOXは数メートル前で停止できてるのに対して、右のタントはガッツリと派手に衝突しちゃってる。

(PICKUP CAR CHANNEL!! @YouTube)

コチラは車内からのカメラで見た映像ですが、右のタントが派手に対象物を吹き飛ばしてるこ。一方、左のエヌボックスは時速50km/hでも余裕をもって停止できてることが比較画像からも分かります。

そのためNASVAだったかが付けた点数差は2ポイント程度ですが、体感的にはそれ以上の違いがあると考えて良いと思います。カメラとミリ波レーダーの性能差もあるんでしょうが、新型N-BOXのクルマとしての性能差(ブレーキ力など)も安全性の差に現れているのかも知れない。

またサイドカーテンエアバッグもN-BOXが4万円ちょいに対して、タントは最上級グレードのみにしか設定できずに価格も10万円超。より現実的な安全性を高められる点でも、タントよりもN-BOXに軍配が上がると評価して良さそう。

新型NBOXとタント おすすめ徹底比較【違いまとめ】

以上、カーギークによるホンダ新型N-BOXとダイハツ・タントの比較でした。

一言で今回の比較記事をまとめると、N-BOX強し。詳細に比較する前からある程度分かってはいましたが、まさにN-BOXは弱点なし。走り、実用性、室内の広さなど何をとっても申し分なし。さすがの元王者タントも苦しい。

特にホンダ・エヌボックスは装備面が豊富のため、特筆すべきはコストパフォーマンスの高さ。「ホンダ新型N-BOX おすすめ人気グレードまとめ」によると、実は価格が割高なグレードほど人気。この理由はエントリーグレードから相当お得なことも貢献してるはず。

タントの価格帯は122万~187万円に対して、N-BOXの価格帯は138万~208万円。タントより価格が+16万円近くも割高ではあるものの、実はその価格差以上にN-BOXは装備面で充実してる。

前述のホンダセンシングやサイドエアバッグは言うまでもなく、新型N-BOXはフルLEDヘッドライトすら標準装備。カスタムは流れるようなシーケンシャル式のヘッドライトを標準で採用。

一方、タントの価格は安いものの自動ブレーキを標準装備すると最廉価グレードは128万円まで値上がる。結果的にN-BOXとの価格差は10万円程度まで縮まるものの、LEDなどで簡単に元が取れそう。

つまり、N-BOXは「お得」と評価せざるを得ません。

またN-BOXは自動ブレーキなどは標準装備化されてるため、クルマに詳しくない方でも安心して購入できる点でもおすすめ。魅力的な装備でも意外とオプション設定化されてて、いざ全部を揃えようとすると最終的な価格がめっちゃ割高になって、結局購入断念することもしばしば。

だからタントは決して悪い軽自動車ではないものの、やはり比較するとエヌボックスの方が初心者からプロまで万人におすすめできる軽自動車だと思います。まさにN-BOXは売れるべくして売れてる軽自動車。

ちなみに「N-BOX vs スペーシア」「スペーシア vs タント 」「N-BOX vs フィット」など他にもN-BOXの比較記事も執筆済みなので興味がある方はご一読をば。