フォルクスワーゲンを代表する車種が「ゴルフ」。トヨタ・カローラに次いで世界で売れてる人気車種。芸能人の愛車にも少なくないゴルフは1974年に初代モデルが発売され、現在は7代目。そのため現行ゴルフは通称「ゴルフ7」と呼ばれます。
そして、このたびフォルクスワーゲン新型ゴルフが8代目にフルモデルチェンジを果たします。
そこで今回カーギークでは「フォルクスワーゲン新型ゴルフ(ゴルフ8)のフルモデルチェンジ最新情報」をまとめてみました。
発売日は2021年3月頃?
まずは「発売日・発売時期」の最新情報を解説。
まず確認しておくと、VW新型ゴルフ8は2019年10月24日に初めて世界でお披露目され、既に本国ドイツでは新型ゴルフ8は2019年12月頃に発売されております。だから日本国内でもすっかりフルモデルチェンジしてた気になってたものの、2020年12月現在まだ新型ゴルフ8は未発売。
じゃあ日本で新型ゴルフ8がフルモデルチェンジする日はいつなのか?
フォルクスワーゲン新型ゴルフの発売日は2021年3月頃と予想されてます。
当初は2020年半ば頃に発売されると言われてたんですが、おそらくコロナ禍の影響もあって新型ゴルフ8の日本導入が大きく遅れたものと思われます。2020年後半現在、輸入車の次期モデルも日本で続々と投入されてるので、新型ゴルフ8の発売が更に遅れる可能性は低い?
新型ゴルフ8は現行ゴルフ7とどう違う??
続いては「外観デザイン」の最新情報。
新型ゴルフ8のデザインはキープコンセプトになります。パット見の雰囲気からも「ゴルフ」ということが一目瞭然。
ただし従来のデザインを踏襲しつつも、新型ゴルフ8のヘッドライトはかなりシャープに仕上がってる。「まるでポロ」と表現した自動車雑誌も見かけましたが、むしろ新型ゴルフ8はポロと差別化されてる印象を持ちます。
そこで「新型ゴルフ8と先代ゴルフ7の違い」を比較してみると、フルモデルチェンジ後の顔付きが意外と異なってることが分かるはず。先代ゴルフ7は優しい顔付きなのに対して、新型ゴルフ8は目つきが鋭く進化して清潭さが増してる。
例えばバンパー下部のエアインテークもフルモデルチェンジ後は若干拡大。とはいえ若干レベルですが、新型ゴルフ8のデザインはややスポーティーさが増してる印象。
ちなみに、ここからは現行ゴルフ7を便宜上分かりやすく「先代」と表記します。
新型ゴルフ8の外観デザインを評価してみる
そこで改めて新型ゴルフ8の外観デザインを細かく見てみようと思います。
まずは新型ゴルフ8の「フロントマスク」。
前述のようにヘッドライトはシャープに仕上がり、最新のLEDランプもダイナミックにあしらわれてる。さながらアウディ車も彷彿とさせますが、大小22個の細かいLEDが配されることでフルモデルチェンジ後は「アダプティブライト」が標準装備される模様。
続いては「サイド」。
フルモデルチェンジ後も先代ゴルフ7の雰囲気も強く残しますが、新型ゴルフ8のフォルム感は全体的に流麗さが増した印象です。タイヤホイールもイカしてる。
一方、サイドの窓ガラスの面積もその分小さくなってる印象です。その分だけ車内の居住性や開放感という点でややデメリットもありそうですが、新型ゴルフ8ではガラスは垂直に立て気味に設計されるなど室内空間が狭くなってる心配はなさそう。
最後は「リア周り」。
先代ゴルフ7と同様に特徴的なマフラーを採用するなど、「やっぱりゴルフだよね」と新型ゴルフ8を評価するのはベストカーの最新情報。当初リアランプがポロのようなスクエア型に成形されるといった情報も流れましたが、ヘッドライトと同様にシャープさが増したデザインに進化。
フルモデルチェンジで新型ゴルフ8の内装は質感アップ!
一方、新型ゴルフ8の「内装面」はどうなのか?
フォルクスワーゲン新型ゴルフ8の内装は大幅に進化してます。メーターパネルには10インチ以上の大型液晶ディスプレイを採用し、その隣には8.25インチの液晶ナビが鎮座。フルモデルチェンジ後の内装は「いわゆるデジタルコクピット」感が強まります。
また黒色を基調とした内装も質感が高く、タッチスクリーン式のナビ画面を搭載し、エアコンのスイッチ類などセンタークラスターパネルに統合化されることで、新型ゴルフの内装はだいぶスッキリとシンプルに設計。室内を照らすライトも差し色として効いてて面白い。
ちなみに日本国内では未発売ですが、ゴルフよりも先駆けてフルモデルチェンジしたフォルクスワーゲン新型ジェット(ゴルフベース)のメーター周りも同様に液晶化されてる。新型ゴルフ8を夜に走らせると相当ムーディーになりそう。
ゴルフはデザインを筆頭に無難すぎて面白くないと言われたりもしますが、この方向性はゴルフの商品価値やブランド価値を高めてくれそう。他にも最新の自動運転技術(ADAS)やAlexaを搭載したコネクティビティー、ヘッドアップディスプレイが標準装備されそう。
かなりワクワクさせられるフルモデルチェンジではなかろうか。
フルモデルチェンジで「車体サイズ」はやっぱり拡大?
続いては「シャシーや足回り」の最新情報。
VW新型ゴルフ8でも引き続き「MQB」と呼ばれるプラットフォームが採用されます。大小さまざまなセグメントに柔軟に対応できるため、国産車メーカーのスバル・SGPやトヨタ・TNGAなどを先どった先進的なプラットフォーム。
そのため既にモデル末期であっても、先代ゴルフ7の走りも高剛性で優秀でした。じゃあ、新型ゴルフ8はフルモデルチェンジ後も進化しないのか?答えはNO。新型ゴルフ8のシャシーはブラッシュアップされ、フルモデルチェンジ後の車重は現行比で-50kgほど軽量化されます。
そこで新型ゴルフ8の主要諸元を確認すると、4284×1789×1456mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2636mm。あくまでヨーロッパ仕様の数字ですが、先代ゴルフ7の車体サイズと比べるとほぼ同じ。全長30mmほど長くなったことがフォルムのシャープさに繋がってるのか。
これまでフルモデルチェンジの度に車体サイズが拡大してきましたが、ゴルフのベストサイズが「ここ」に落ち着いたということか。派生モデルのゴルフヴァリアントも存在するため住み分けも必須。
とりあえず新型ゴルフ8の走りはますます期待が持てそう。
【搭載エンジン】新型ゴルフ8は「ハイブリッド車」を投入!
そこで最後は「エンジンラインナップ」の最新情報を解説。
新型ゴルフ8の搭載エンジンは4種類になります。
具体的には「1.0L直3ターボ(マイルドハイブリッド)」「1.5L直4ターボ(マイルドハイブリッド)」「1.4L直4ターボ(プラグインハイブリッド)」「2.0L直4ディーゼルターボ」の4種類。つまり、新型ゴルフ8は「ハイブリッド化」が大きな目玉になります。
フォルクスワーゲンでは「eTSI」と呼ぶ48Vマイルドハイブリッドシステムを既に設定してる。スターターと一体型の仕組みで発進時のアシスト、減速時の回生エネルギーを回収して走る。国産車でも多く採用されてる簡易型ハイブリッドですが、最近ではポルシェ車でも多く採用されてる。
この「eTSI」は1.0L直3ターボと1.5L直4ターボに用意されます。一方、1.4L直4ターボと組み合わせたプラグインハイブリッドモデルはゴルフGTEの後継モデルとして引き続き発売されます。変速機はどれもDSG。
○新型ゴルフ8のディーゼルターボは日本国内でも導入される?
それぞれのスペックを見ておくと、1.0L直3の非マイルドは90PS、マイルドは110PS。1.5L直4ターボマイルドは130PSと150PSの二種類が用意。プラグインハイブリッド(GTE)の1.4L直4ターボは201PSとされます。
そして、新開発の2.0L直4ディーゼルターボは「ツインドージング」と呼ばれるSCR触媒コンバーターを二個装備することで排ガスの浄化能力を高めてる。今度こそ不正は働かないはず。一方、日本国内でディーゼルターボが果たして投入されるのか?
先代ゴルフ7はモデル末期にも関わらず、ディーゼルモデルが2019年10月に日本国内で既に投入されてるため、おそらく新型ゴルフ8でも同様にディーゼルターボが発売される可能性が高そうです。
そのため、新型ゴルフ8のエンジンラインナップ(グレード構成)は厳密には6種類に及びそう。前述のゴルフヴァリアントやe-ゴルフ、ゴルフRなどは新型ゴルフ8がフルモデルチェンジしてしばらく経ってからの発売となりそう。
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