【2018年12月14日】ホンダ新型インサイト最新情報まとめ【実質フルモデルチェンジ】

ホンダ・インサイトといえば、かつてはプリウスの新車販売台数を追い越したほどの人気ハイブリッド専用車でした。

ただ面白いぐらいにバブルってすぐに消えてしまったイメージ。最近の時事ネタで絡めると、ビットコインや希望の党みたいなもんでしょうか。まさにジェットコースターのような人生を歩んだインサイト。

01039843cdeb9c13c5c94be921628f80 430x318

(カートップ3月号 交通タイムス社 佐藤靖彦)

ただこの度、ホンダ新型インサイトが復活します。既にティザーサイトもオープン中。昨年2017年の段階から報じていた自動車雑誌もございますが、2018年1月のアメリカのデトロイトモーターショーで新型インサイトのプロトタイプ版が出品済み。

そこで今回カーギークはホンダ新型インサイトに関する最新情報をまとめてみました。厳密には「フルモデルチェンジ」と表現した方が良いのかも知れませんが、果たして一体いつ頃に新型インサイトは復活するんでしょうか?

【最新情報】新型インサイト 発売日は2018年12月14日

まずは新型インサイトの発売時期。一体いつ復活するのか?フルモデルチェンジするのか?

結論から書くと、ホンダ新型インサイトの発売時期は2018年12月14日になります。発表そのものは前日の12月13日。既に主戦場となるアメリカでは2018年8月に発売済みのため、日本国内での発売は4ヶ月ほど遅れたカタチ。

当初は新型インサイトが本当に復活するか情報が錯綜しており、カーギークでは「新型インサイトはシビックハイブリッドのこと?」という予想も書いたんですが結果的には間違いでした。

詳しくはホンダ新型シビックハイブリッド 最新情報まとめも参照。

【復活】新型インサイト 主要諸元や最新画像まとめ

ということで、ホンダ新型インサイトの「中身」をチェック。既にアメリカで発売済みの新型インサイトと違いはあるのか?国内仕様向けの新型インサイトの車体サイズはどうなるのか?どんなエンジンを搭載するのか?

516ba077afeb97168cc800a16be665a5 430x276

(ホンダ新型インサイト エクステリア外観画像)

まずホンダ新型インサイトの外観デザインの画像がコチラ。

パット見は、アコードとオデッセイを組み合わせたようなフロントマスク。既にカーギークではトヨタ新型クラウン徹底試乗レビューも執筆済みですが、良くも悪くもクラウンほど奇抜さはないので買いやすいかも。良くも悪くも、ベタなカッコ良さ。

そのため初代と2代目インサイトはハッチバックやクーペ風でしたが、ホンダ新型インサイトは「完全な3BOXセダン車」として売り出されます。確かにセダン車の方が高価格帯を売りやすいですから。

ただ、既にホンダにはシビックセダンやアコードやレジェンドなどセダン車が数多くラインナップに存在するため、今回の新型インサイトはやや需要を食い合う心配もあるか…。

ちなみに北米仕様向けのインサイトと違って、国内向けインサイトはフロントグリルにメッキの横ルーバーが配されてるらしい。また車体カラーは7色とのこと。

○新型インサイトはクーペライクなスタイリングがカッコ良い!

0b2a0f58ffeaaeca271c127a57412af4 430x153

(ホンダ新型インサイト サイド最新画像)

そして、ホンダ新型インサイトのサイド画像がこちら。

意外というのか、ややもするとマッシブなフロントフェイスと違って、後ろ下がりのルーフは非常にクーペライクでお洒落だと思いました。だから、新型インサイトは横から見た方がカッコ良いかもしれません。

実際、ホンダ新型インサイトの車体サイズは4675×1820×1410mm。ホイールベースも2700mmと非常に長く、一方で全高がかなり低い。悪く言えば燃費を意識した流線型モデルとも言えますが、かなりイカしたクーペスタイルしちゃってます。

ちなみに、ホンダ新型インサイトはシビックセダンがベースらしい。ただ車格は新型インサイトはややサイズアップしており、ちょうどホンダ・アコードとシビックの間を狙っているそう。

良かったらホンダ新型シビック試乗レビューまとめも後でご参照。

ホンダ新型インサイトの内装画像

e0eafaa05d80f156353bbd500a1e6b6d 430x227

(ホンダ新型インサイト 内装インパネ画像)

続いてホンダ新型インサイトの内装インパネ画像がコチラ。

新型インサイトはベースがシビックセダンだけあってデザイン的に大きな違いはなさそうですが、Bluetooth機能搭載の7インチのTFT液晶ナビは標準装備され、メータ周りもデジタル感が満載。電動パーキングブレーキなどの装備も充実。

新型インサイトの価格情報は後述しますが、300万円前後の価格帯としては十分質感が高い内装だと評価はできそう。とりわけ最上級グレードのシート表皮がヤバそう。新型インサイトは非常に見切りもいいため、運転面でも優しい設計がなされてる内装と言えます。

先程は新型インサイトのデザインを流線型のクーペスタイルと表現しましたが、しっかりトランクルームなどが独立した3BOXセダンとして設計されてる。そのため新型インサイトの荷室容量は428Lとかなり大容量なのも魅力。

ホンダ新型インサイトは「i-MMDハイブリッド」を搭載!

ホンダ新型インサイトに搭載される「パワートレイン」は一つのみ。

ただ1.5Lガソリンエンジンと2つの電気モーターを組み合わせた「i-MMD」と呼ばれる新しいハイブリッド方式が採用されます。オデッセイハイブリッドやステップワゴンハイブリッドなども同様の仕組みですが、搭載エンジンは2.0Lガソリン。

そのため1.5Lガソリンと組み合わせた「i-MMD」は新型インサイトが初めて搭載。

具体的には、発電用の1500cc直4エンジンのスペックは109PS/13.7kgm。そして、アコードハイブリッドのものが流用される駆動用の電気モーターは131PS/27.2kgm。60馬力ほどアコードハイブリッドより見劣りするものの、トルク感は2800cc前後エンジン並とパワフル。

当初、自動車雑誌では新型インサイトにはフィットの「1.5L i-VTEC+i-DCD」がそのまま搭載されるといった情報が流れていたため、ホンダはグレイスの劣化版を作るつもりか!?…と内心ガッカリしたんですが、そういうことはありませんでした。

ちなみに、2020年前後にフルモデルチェンジを予定してるホンダ新型ヴェゼルも、同様の「i-MMD」というハイブリッド方式が採用される予定。ヴェゼルは新型インサイトよりややサイズが小さいため、もしかするとモーターやバッテリーなどが更に小型化される可能性も。

【最新情報】新型インサイトのカタログ燃費は30km/Lちょい?

しかも、新型インサイトは軽量化と静粛化に力が入ってる。例えばボンネットは全てアルミ製に仕上げられ、新型インサイトのエンジンマウントなどには遮音材などがシビック以上に盛り込まれているらしい。これは非常に楽しみ。

ただ気になるのが新型インサイトの燃費性能。

結論から書くと、新型インサイトのカタログ燃費はEPA複合モードで21.0km/L程度とのこと。

一見すると大したことなさそうですが、これは3代目プリウスとほぼ同じ水準。そのためJC08モードだと新型インサイトのカタログ燃費は35km/L強と予想されます。少なくとも新型インサイトのカタログ燃費は30km/Lは余裕で超えてくるカタチ。

ただし、既にWLTCモードが本格的に導入され始めており、カタログ燃費の測定が厳格化されている現状を考えると、新型インサイトはかつてのように異様に低燃費な数値は物理的に出すことは難しいでしょう。

それでもホンダの「i-MMD」の評判が良いため、新型インサイトの実燃費はそれなりに期待しても良さそうです。ここらへんの詳細は新型インサイトの試乗記事で触れていけたらいいなと思います。

【最新情報】ホンダ新型インサイト価格一覧まとめ

最後はホンダ新型インサイトの「価格一覧」をまとめてみました。

新型インサイトは合計3グレードと少ないため、以下に価格と主な装備面を列挙してみました。

○新型インサイト LX…価格326万1600円

◆ホンダセンシング
◆16インチアルミホイール
◆LEDヘッドライト
◆雨滴検知式ワイパー
◆電動パーキングブレーキ

○新型インサイト EX…349万9200円

◆17インチアルミホイール
◆LEDフォグランプ
◆ブラインドスポット警告
◆助手席パワーシート
◆自動防眩ルームミラー

○インサイト・EXブラックスタイル…362万8800万円

◆本革コンビシート表皮
◆ウルトラスエード内装トリム
◆専用塗装17インチアルミホイール
◆専用ブラッククローム(グリル and リアバンパーガーニッシュ)

○新型インサイトの価格帯はプリウスの上級グレード並

以上がホンダ新型インサイトの価格一覧になります。

インサイトはプリウスのライバルと目されていますが、プリウスの最上級グレードよりもインサイト・LXは割高になります。「新型インサイトの価格帯は余裕で300万円を超えてきそう」とカーギークでは予想してたんですが、ほぼ当たりでした。

先代先々代インサイトは手頃な価格路線を歩んでおりましたが、サイズ感や車格がアップしたことも手伝って新型インサイトの価格帯は真逆。まさにホンダ新型インサイトはシビックより上級車という位置付け

ただ逆に言うと、新型インサイトは最廉価グレード・LXでも装備面はかなり充実。

他にもETC2.0搭載のナビも標準装備されていたり、【試乗】新型フォレスターのようにドライバーの状況を監視する仕組みや車内のノイズも低減する「アクティブノイズコントロール」なるものも搭載されるとか。

だから特にこだわりがないなら、新型インサイトは「LX」でも十分過ぎると思います。

それだけ新型インサイトの走りは「高性能かつ静粛性が高いハイブリッドセダン」として商品に仕上がっている可能性が高い裏返しでもありそう。シビックの走りが非常に評判が良かったため、ホンダ新型インサイトの走りも自ずと期待感が高まります。

ただいずれ実際に試乗したいとと思いますが、新型インサイトの価格帯が価格帯。

プリウスですら今冬にマイナーチェンジを行ってテコ入れを図ってるぐらいなので、新型インサイトがどこまで日本国内で爆発的にヒットするかは…。再び販売終了するかどうかも含めて、新型インサイトには要注目といったところ。

ちなみに【最新情報】新型オデッセイフルモデルチェンジ【最新情報】BMW新型3シリーズ フルモデルチェンジ【感想】新型シビック試乗レビューまとめなどもご参照ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました